UPDATE 2-独ZEW景気期待指数、9月は2010年4月以来の高水準 予想上回る
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[マンハイム(ドイツ) 17日 ロイター] - ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した9月の独景気期待指数は49.6となり、前月の42.0から上昇した。2010年4月以来の高水準で、ロイターがまとめたコンセンサス予想の46.0を上回った。
ZEWのクレメンス・フュースト所長は「金融市場関係者はドイツ経済が引き続き勢いを増しているとの見方を維持している」と指摘。「特にユーロ圏の景気見通しが改善したことで、景気に対する専門家の楽観が強まった」としている。
ユーロ圏は第2・四半期の域内総生産(GDP)が前期比0.3%増加。7四半期ぶりにリセッションから脱却した。これまではドイツがユーロ圏の景気回復を主導しており、第2・四半期は0.7%のプラス成長となった。
ZEWのエコノミスト、ミヒャエル・シュローダー氏は期待指数の改善が維持されている主な理由の1つとして、ドイツの成長率を挙げた。輸出の拡大につながる欧州全体の見通し改善も一因だといる。
シュローダー氏はドイツで内需拡大への期待が高まっているものの、輸出中心のセクターに対する期待の高まりはそれを上回っていると指摘した。
現況指数は30.6で、8月の18.3から上昇。予想は20.8だった。
ZEWの9月指数は、9月2日から9月16日にかけて調査したアナリストや投資家260人の見解を基に算出された。
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