UPDATE 2-英CPI、8月は前年比+2.7%に鈍化 予想と一致
(内容を追加しました)
[ロンドン 17日 ロイター] - 英国立統計局が発表した8月の消費者物価指数(CPI)は、前年比2.7%上昇し、前月の2.8%上昇から伸びが鈍化した。インフレ率の鈍化は2カ月連続で、市場予想と一致した。
前月比は0.4%上昇となり、2009年8月以来の低い伸びとなった。
市場予想は、前年比2.7%上昇、前月比0.5%上昇だった。
ガソリン価格の伸び鈍化や小売り各社の値引きがCPIの前年比伸び率を抑えた。また、航空運賃の伸びが緩やかになったことも伸び率の鈍化につながった。
一方、例年を上回る気温で扇風機需要が高まり、価格が上昇するなど、家電や住宅関連商品が全般的に上昇したことはCPIの押し上げ要因となった。
エコノミストの一部は、インフレ率が今後、イングランド銀行(中央銀行)の見通しを下回る可能性を指摘した。ここ数年間、実際のインフレ率は一貫して中銀の予想を上回っている。
RBCのエコノミスト、イェンス・ラーセン氏は「ガソリン価格や公共料金で予想外の動きがない限り、インフレ率は(中銀の)金融政策委員会が考えるよりも速く低下する可能性がある」と述べた。
8月の生産者物価の前年比伸び率は1.6%と、7月に記録した6カ月ぶりの高水準である2.1%から鈍化しており、今後数カ月にわたり物価上昇圧力が抑制されることを示している。
中銀はインフレ率2%を目標として掲げている。先月には、インフレ期待が抑制されている限り、失業率が7%に低下するまで政策金利を過去最低水準に維持すると表明しているため、インフレ率の低下は中銀にとって安心材料となりそうだ。
CPI統計を受けてポンドは対ドル、ユーロで下落。英国債価格はこの日の下げを一時取り戻した。
詳細は以下の通り。
--- 8月 7月 市場予想
CPI(HICP、EU基準消費者物価指数)
前月比(%) 0.4 UNCH 0.5
前年比(%) 2.7 2.8 2.7
コアCPI(エネルギー、食品、アルコール、たばこを除く)
前月比(%) 0.4 -0.2
前年比(%) 2.0 2.0
小売物価指数(RPI)
前月比(%) 0.5 0.0 0.4
前年比(%) 3.3 3.1 3.2
実勢インフレ率(RPIX、住宅ローン金利分を除く)
前月比(%) 0.5 0.0 0.4
前年比(%) 3.3 3.2 3.2
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