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緊急時対策支援システム(ERSS)の異常について
平成25年9月17日
原子力規制委員会
原子力規制庁は、9月16日3時46分、緊急時対策支援システム(ERSS)の運用を監視している独立行政法人原子力安全基盤機構(以下、「JNES」という。)から独立行政法人日本原子力研究開発機構(以下、「JAEA」という。)のERSSに関する全ての運転データが2時56分から伝送されていない旨の連絡を受けました。
その後、伝送できない原因を調査した結果、ERSSのデータを伝送する回線(光ケーブル)が断線または損傷していることが判明しました。伝送回線が断線または損傷している箇所は台風18号の大雨による土砂崩れが発生したもんじゅ構内のトンネル入口付近と推定されます。今後、伝送回線が断線または損傷した箇所の特定を行い、ERSSのデータ伝送復旧に向けた作業を進めていく予定です。
なお、本件は、原子力施設のトラブルに関するものではありません。
- 9月16日3時46分、JNESよりもんじゅからERSSに全ての運転データが2時56分から伝送されていない旨の連絡を受けました。
- その後、JNESおよびJAEAにおいて、原因調査を進めた結果、9月16日18時40分、伝送回線(光ケーブル)が断線または損傷していることが判明しました。伝送回線が断線または損傷している箇所は台風18号の大雨による土砂崩れが発生したもんじゅ構内のトンネル入口付近と推定されます。
- ERSS伝送復旧に向けた作業として、土砂崩れの復旧後に、伝送回線(光ケーブル)が断線または損傷した箇所の特定をし、光ケーブルの修理または張り替えが必要となります。
- なお、今後もERSSのデータ伝送復旧までは、事業者から定期的に電話、FAX、電子メール等でプラントデータを入手することを継続するとともに、原子力施設でトラブルが発生した場合に、直ちに電話、FAX、電子メール等によりデータ提供をするよう、日本原子力研究開発機構に指示しました。
- 本件につきまして、御不明な点等ございましたら、下記宛てにお問い合わせください。
本発表資料のお問い合わせ先
原子力規制庁
原子力防災課
課長:金子 修一
担当:今井
電話:03-3581-3352(代表)
03-5114-2121(夜間直通)