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できごと
河川敷放置の木材チップから放射性セシウム 滋賀・高島市
2013.9.17 22:57
滋賀県は17日、琵琶湖に注ぐ同県高島市の鴨川河口の河川敷などに放置された木材チップ約577立方メートルから、最大で1キロ当たり3千ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。原発事故のあった福島県から持ち込まれた可能性があり、県は経緯を調査するとともに、放置した業者に対し河川法に基づき撤去を求める方針。
国の放射性廃棄物処理基準(1キロ当たり8千ベクレル)を下回っており、県は「健康への影響はほぼない」としている。周辺の水道水や農産物から放射性物質は検出されなかった。
県によると、大型の土のう袋77袋に詰めて河川敷や隣接する民有地に放置されているほか、河川管理用通路(幅3・5メートル)に570メートルにわたり敷き詰められているという。住民からの通報で、県が放置に関わった可能性のある業者を聴取したところ「原発事故由来の放射性物資の汚染の疑いがある」と話したため調査した。
嘉田由紀子知事は「琵琶湖へ注ぐ鴨川の河口部に放置するのは極めて悪質」とコメントしている。
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