トップページ社会ニュース一覧福島 試験的な漁を26日に再開へ
ニュース詳細

福島 試験的な漁を26日に再開へ
9月12日 19時23分

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題を受けて中断している福島県相馬市沖などでの試験的な漁について、福島県の相馬双葉漁協は、これまでの海水や魚の調査結果に問題はないとして、今月26日から再開する方向で準備を進めることを決めました。
また、福島県のいわき市漁協も同じ日から試験的な漁の開始を目指すとしています。

これは12日午後、福島県相馬市で開かれた相馬双葉漁協といわき市漁協の関係者による会議で確認されました。
会合は非公開で行われ、漁協関係者によりますと、先月、福島県が行った相馬市沖やいわき市沖などでのモニタリング検査で海水中の放射性物質の濃度が原発事故の前と同じ程度だったことや、今月初めまでの魚介類の検査でも、放射性物質はほとんど検出されなかったことが報告されたということです。
これを受けて相馬双葉漁協では、中断していた試験的な漁を今月26日から特定の種類の魚に限って再開させる方向で準備を進めることを決めたということです。
また、いわき市漁協も同じ日から漁の開始を目指すとしています。
ただ、汚染水問題は、今後も新たな事実が発覚する可能性があり、相馬双葉漁協では、最終的な漁の再開については慎重に判断するとしています。
相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は「風評被害に国が対応したうえで操業が再開できればいいが待ってはいられない。消費者に届ける魚は厳重に検査をした安全なものだ」と話し、消費者に理解を求めました。

[関連ニュース]
k10014494231000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ