高齢者の遭難が多発! 火山性ガスに注意!
青森県防災ヘリコプター「しらかみ」
1 山菜採り等遭難事故の特徴(平成21年〜平成25年)
(1) 年間発生状況の特徴
ア |
25年春は、20件(前年比11件減)の遭難事故が発生し、過去5年間で最も少ない発生件数となっています。
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イ |
山菜採り等による遭難事故の発生件数は、ここ数年、春が20〜32件(過去5年間)、秋が15〜20件(過去4年間)で推移しており、春の方が秋を上回る傾向が続いています。
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ウ |
毎年、亡くなられる方が後を絶たず、24年は春・秋合わせて8名の方が死亡又は行方不明となっており、25年春は2名の方が死亡又は行方不明となっています。
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エ |
平成21年は、春・秋合わせて48件、遭難者数59人と、平成11年以降、最多の発生件数、遭難者数となりました。
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(2) 月別の発生状況の特徴
ア |
春の発生件数は、6月と7月に集中しており、中でもタケノコ最盛期の6月が春全体の80%を占めています。
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イ |
24年秋は、9月下旬から10月下旬までの約1か月間に発生が集中しました。
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ウ |
山菜等の最盛期には、山の奥に入り込んで道に迷うケース、転落・滑落、体調不良、疲労、急病により遭難するケースが多くみられています。
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(3) 年齢別による遭難者の特徴
ア 春
○ 65歳以上の高齢者の遭難の遭難の割合は、全体の約70%を占めています。
イ 秋
○ 春と同様、65歳以上の高齢者の遭難の割合が全体の約70%となっています。
2 平成25年度春の山菜採り等遭難事故発生状況
(1) 遭難件数及び遭難者数の前年との比較
○ |
発生件数は、前年に比べ11件減少(31件→20件)
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○ |
遭難者数は、前年に比べ12人減少(33名→21名)
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○ |
死者数等は、前年に比べ4名減少(6名→2名)
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(2) 遭難者の状況
ア 年齢層及び男女別
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イ 場所別遭難件数及び死傷者数等
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○ |
発生件数、遭難者数ともに、青森市、十和田市及び平川市が多くなっています。
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ウ 遭難者の居住地と遭難場所の関係
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3 平成24年度秋の山菜採り等遭難事故発生状況
(1) 遭難件数及び遭難者数の前年との比較
○ |
発生件数は、前年と同様(15件) |
○ |
遭難者数は、前年に比べ1人増加(15人→16人) |
○ |
死者数等は、前年と同様(2人) |
(2) 遭難者の状況
ア 年齢層及び男女別
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○ 遭難者の年齢は、40代が1人だけで、その他は全員60歳以上でした。
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○ 性別では、男性の方が女性よりも圧倒的に多くなっています。
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イ 場所別遭難件数及び死傷者数等
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○ 青森市で多発しています(5件6人)。
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ウ 遭難者の居住地と遭難場所の関係
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○ 地元で遭難するケースが多くなっています。
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