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台風接近 福島第一原発も警戒
9月16日 1時16分

台風18号の接近に伴い福島県内はこれから雨が強まる見込みで、福島第一原子力発電所では大雨で汚染水などがあふれないかパトロールを強化し警戒しています。

東京電力は、福島第一原発の原子炉建屋の近くに設置された、がれきの撤去などに使う大型のクレーンを、強風で倒れないよう、おもりで固定したほか、原子炉に注水するための屋外にあるポンプや配管などもロープで固定しました。
また高濃度の汚染水がたまっているタービン建屋の地下や「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルなどに雨水が流れ込んであふれないようパトロールを強化しています。
15日午後1時すぎには、4号機の山側に設置された汚染水をためたタンクの周辺で、高さ30センチの囲いの中の水があふれているのが見つかり、東京電力は、あふれた水に放射性物質が含まれていないかどうかを調べています。
福島第一原発の北側にある浪江町では15日午後1時までの1時間に41.5ミリと激しい雨が観測されています。
台風18号の接近に伴い、福島県内は、これから雨が強まる見込みで、東京電力は、タンクの周辺でもパトロールを行って警戒しています。
また汚染水が漏れたおそれのあるタンクを解体するなどの屋外の工事は、16日も継続する計画ですが、状況を見ながら中止するかどうかを判断するとしています。

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