台風18号:初の特別警報 方向転換で雨雲停滞のため
毎日新聞 2013年09月17日 07時31分(最終更新 09月17日 09時34分)
初の大雨特別警報はなぜ京都、滋賀、福井の3府県に出たのか。気象庁予報課はその要因として台風18号の「大きさ」と「コース取り」の二つを挙げる。
今回の台風は大型で、雨域が広かった。暖かく湿った空気が台風の周辺を反時計回りに、そして台風の前面にある高気圧の周辺を時計回りにそれぞれ回って流れ込んだため、特に台風の北側で雨雲が発達したのが特徴だという。
さらに台風が四国の南海上で方向転換する進路を取ったことで、西日本の同じような地域に長時間にわたって雨雲がかかり続けた。方向転換する際に台風の速度が遅くなり雨雲がかかる時間を延ばした。この結果、台風の中心からは少し離れていた3府県の累積雨量が多くなったという。