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「太宰列車」の後編運行/津鉄
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五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道で「太宰列車」の後編が運行されている。6月から運行していた前編に続き、後編は成年期の太宰治の人物像を紹介している。運行は11月30日まで。
津軽半島観光アテンダントが五所川原市金木町出身の太宰の違った一面を知ってもらい、作品に興味を持ってもらおうと企画。小説「思ひ出」などから抜粋していた前編から衣替えし、後編では小説「帰去来」「故郷」などから文章を抜粋。手書きのイラストや写真を付け加えたパネルで、アテンダントが考える太宰の人柄を説明している。
そのほか、太宰の好物を写真で紹介。アテンダントの其田純子さんが「太宰は歯が悪く、やっこい(軟らかい)食べ物が好きだった」と話すと、乗客たちは驚きパネルを眺めていた。アテンダント手作りの太宰マントもあり、マントを着て記念撮影を楽しんでいた。
東京から訪れた北川航介さん(22)は「太宰の作品をあまり読んだことがなく、知らないことだらけだった。斜陽館にも行ってみたい」と話した。
運行は不定期。問い合わせ先は津軽鉄道(電話0173(34)2148)へ。
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