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平安時代末期の奥州藤原氏の居館跡「柳之御所遺跡」(岩手県平泉町)から出土した板絵に描かれたカエルをモチーフに、岩手県が募集していた公認キャラクターが決まった。
県と盛岡市の専門学校がコンテストを主催して案を募り、計79通の応募があった。一般投票や達増拓也知事らによる特別審査で、最も人気があった東京に住むセンウェンルーさん(25)の作品が選ばれた。今後、県のポスターなどに活用するほか、グッズ化も検討している。
カエルが描かれた板はことし1月に出土した。擬人化されており、京都市の高山寺の国宝「鳥獣人物戯画」によく似ていると指摘されている。
県はキャラクターの名前も募集している。応募は10月10日必着。関係者による審査を経て11月に決める。作者には商品券2万円が贈られる。同じ名前に複数の応募があった場合は抽選とする。
連絡先は盛岡情報ビジネス専門学校019(622)1500。