福島県郡山市の9月1日現在の人口が32万8112人(前月比209人増)と、いわき市を119人上回り福島県内59市町村で最多となった。郡山市が県内トップになるのは1924年の市制施行以来、初めて。東北では仙台市に次ぐ2位になった。
福島の人口、3年ぶり増郡山市が11日発表した市の人口は、東日本大震災のあった2011年3月から約2年間で1万1千人余り減ったが、今年4月から増加が続いている。市情報政策課は人口増加の要因として、市内への情報関連企業の進出や製造業による工場増設によって雇用が増えたことを挙げている。
8月は死亡から出生を差し引いた自然減6人を、転入から転出を差し引いた社会増215人が大幅に上回った。一方、いわき市の人口はこの1年間、ほぼ毎月減少している。
郡山、いわき両市には原発事故での避難者や事故対応作業のための滞在者が多数いるが、両市に住民登録をしていない人たちは両市の人口に含まれていない。