先陣を切るメッセンジャーは甲子園の室内で調整。9月は滅法強い(撮影・白鳥恵)【拡大】
というのも、メッセンジャーは9月に入ってから、2試合に投げ、計15回で失点ゼロ。昨季も同月に5試合で3勝1敗、防御率0・95と驚異的な数字を残した。体力的にも苦しい時期に柱がいるのは頼もしい。10月のポストシーズンに強い選手が「ミスターオクトーバー」と呼ばれるなら、シーズン佳境の9月に結果を残す右腕は「ミスターセプテンバー」だ。
「個人的な達成は素晴らしいけど、野球は自分1人じゃない」
リーグトップの奪三振の栄冠よりも、チームの勝利が最重要。ミスターセプテンバーが再び、虎に流れを引き寄せる。(小松 真也)
(紙面から)