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98歳母を殺害した容疑で次女を逮捕、「介護に疲れた」/南足柄

2013年3月9日

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 8日午前9時10分ごろ、南足柄市和田河原のたばこ店経営の女性(98)方から、「母親の首を絞めて殺した」と110番通報があった。駆け付けた松田署員が、女性が室内で死亡しているのを発見した。

 松田署は、通報した次女でたばこ店手伝いの容疑者(70)を殺人の疑いで逮捕。同署の調べに対し、同容疑者は「母の介護に疲れた。タオルで首を絞めた」などと供述、容疑を認めている。

 同署によると、死亡した女性は容疑者と2人暮らし。発見時、容疑者は自らの首や左手首を刃物で切っていた。室内からは容疑者が書いたとみられるメモが見つかり、「生きるのがつらかった」などと書かれていた。同署は9日に司法解剖し、死因などを調べる。

 現場は、伊豆箱根鉄道大雄山線和田河原駅近くの住宅街の一角。



 近隣住民によると、容疑者はたばこ店を切り盛りしながら、母親の介護を1人で担っていた。母親は「要支援2」だったが、両耳がほとんど聞こえなかったという。

 容疑者の相談に乗っていたという近所の男性(62)は「『言いたいことが伝わらなくて困っている』と悩んでいた。仕事をしながら母の介護をして疲労もたまっていただろう」と唇をかんだ。

 近くに住む女性(76)は昨夏以降、やせ細る容疑者を気に掛けていたという。数日前に話し掛けたところ、「介護が大変で食事が喉を通らず、あまり寝られない」と答えたという。女性は「何かしてあげられていれば…」と涙を浮かべた。


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