【DTM】ファルフス、「完ぺき」２勝目　ロッケンフェラー２位、ランク首位堅守

　【オーシェルスレーベン（ドイツ）野間智／ＩＭＣ】ドイツツーリングカー選手権（ＤＴＭ）第８戦は１５日、当地で２２台が参加して５１周の決勝を行い、２番グリッドからスタートしたＡ・ファルフス（ＢＭＷ）が今季２勝目を挙げ、ランキング２位（９１ポイント）に浮上した。しかし、ランク首位のＭ・ロッケンフェラー（アウディ）は巧みなタイヤ戦略が実って２位に食い込み、ポイントを１２４まで伸ばしてその座を堅守。予選トップタイムのＢ・スペングラーが降格のため繰り上がりでポールからスタートしたＪ・グリーン（同）が３位だった。

　開幕戦以来の今季２勝目を挙げたファルフスは「うまくいったのは、最高のスタートが切れたことさ。完ぺきだった。次（第９戦＝２９日決勝）も数字的に可能性が残るタイトルに向けて全力は尽くす」と満足そう。残り２戦でランク首位との差は３３ポイントも開いているが、最後の瞬間まで攻め抜く覚悟をみせていた。