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日印 ガス田・油田の共同開発強化へ9月13日 4時10分
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日本とインドの両国は安価なエネルギーを確保するため、アフリカや南米などで手付かずのガス田や油田などの開発に共同で取り組んでいくための具体的な戦略の検討を、ことし中に始めることで合意しました。
これはインドを訪問していた茂木経済産業大臣が、12日にエネルギー政策を担当する計画委員会のアルワリア副委員長との閣僚級会合で合意したものです。
それによりますと、両国はLNG=液化天然ガスや石油をこれまでより安い価格で調達するため、アフリカや南米などにある手付かずのガス田や油田の開発に向けた具体的な戦略の検討をことし中に始めるということです。
LNGの価格は、中東などの産出国が高止まりしている原油価格に連動させて決めているため高値となっていて、輸入量が世界で最も多い日本にとってはLNGをいかに安定的に低価格で調達するかが課題です。
一方、経済成長でエネルギー消費が伸び輸入量が世界4位のインドも同じ状況で、両国が独自に安価なLNGや石油の開発に取り組むことで産出国に対し価格の引き下げを促すことにもなると期待されています。
また、会合では日本が世界で初めてガスの採取に成功した海底のメタンハイドレートについてインド側の研究開発に日本が協力することでも合意しました。
茂木大臣は「日本の資源外交において消費国との連携は極めて意味がある。今後はインドと具体的な案件を発掘することが重要だ」と話していました。
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