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【サッカー】

長谷部が移籍初戦 ボランチでフル出場

2013年9月17日 紙面から

 【ブラウンシュバイク(ドイツ)浜田恵子】MF長谷部誠(29)とMF清武弘嗣(23)が所属するドイツ・ブンデスリーガのニュルンベルクは15日、アウェーでブラウンシュバイクと対戦し、1−1で引き分けた。今夏の移籍市場で加入したばかりの長谷部がさっそくボランチでフル出場。清武もトップ下で先発し、こちらは終了間際の後半45分に退いた。ともにノーゴール。ニュルンベルクは3分け2敗の勝ち点3で、18チーム中16位と下位に低迷している。

 長谷部が新天地での最初の公式戦でフル出場。チームに合流してからわずか3日だったが、無難なプレーぶりを見せた。ブンデスリーガで90分間ボランチを務めたのは久しぶりだったものの、献身的な守備で貢献したほか、正確なパスさばきも健在だった。移籍後即出場は本場ではごく当たり前だが、長谷部も自然にこなし、順応性の高さをアピールした。

 「ボランチでやるのは楽しかったが、味方の特徴をまだ把握していないので難しかった」と苦笑いを浮かべながら振り返った29歳。しかしさまざまな局面で仲間に積極的に指示を出すなど、チームに完全に溶け込むのは時間の問題と思わせた。

 クラブチームでも同僚となった清武が「ハセさん(長谷部)が入ってボールがつながる。とてもやりやすかった。いい感じで絡めた」と長谷部効果を強調。チームにとって大きな戦力になれることを初戦から証明した形だが、それでも常に反省し、次につなげていこうとするのが長谷部スタイルだ。「(自分が)中盤でもう少しボールを落ち着かせないと。自分たちがボールを持つ時間帯をもうちょっと長くしたい」と課題を挙げるのも忘れなかった。

 開幕から3分け2敗とまだ白星がないニュルンベルクの救世主に長谷部はなれるのか? 「(チームに必要なのは)やはり結果。もうベテランだし、自分の経験をチームに還元していかないといけない」と新たな挑戦にやる気をみなぎらせた。

 

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