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【プロ野球】

コイ6連勝 2位のトラにも6差

2013年9月17日 紙面から

広島−巨人 8回裏1死二塁、キラは右前に勝ち越し打を放つ=マツダスタジアムで(出月俊成撮影)

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◇広島5−4巨人

 広島が今季初の6連勝。1−1の8回1死二塁でキラの右前打が失策を誘い勝ち越し。エルドレッド、小窪の適時打などで3点を追加。早めの継投が的中し、横山は今季初勝利。巨人は前半3併殺打の拙攻で9回の反撃も及ばず3連敗。

     ◇

 鯉の勢いで首位・巨人すら、のみ込んだ。1−1の8回だ。1死二塁で3番・キラが山口から右前打。この打球に、送球を焦った右翼手・長野が後逸。二走の丸が勝ち越しのホームを踏んだ。

 「丸は足が速いし、かえると思った。勝ちが付いて良かったよ。うちのチームはブルペン。タフなチーム(巨人)相手に強い」。キラはリリーフ陣の名前を挙げて褒める気遣いを見せた。

 なおも1死三塁で今度は4番・エルドレッド。左前適時打で防御率1点台の左腕・山口をKO。さらに小窪の左前適時打などで一挙4点を奪い、今季初の6連勝だ。

 エルドレッドは「キラが目の前で打ったし、どうにかしてかえしたかった。後ろの回でいい投手から得点できたのは次につながる」と力を込めた。

 巨人3連戦の3連勝は昨季4月3〜5日以来。借金は5月28日以来の4まで減らした。昨季は大失速してCS進出を逃した9月に、今季は見事なスパート。「今年は点を取ってくれる」。「昨年との違いは打線」。前田健ら投手陣がそう口をそろえる。6連勝中、チーム46得点は1試合平均7点以上だ。KE砲が相乗効果を呼んでいるのだ。

 4位中日とは今季最大4・5ゲーム差。悲願のCS出場がはっきり見えてきた。野村政権4年目で最多の62勝目。5−1の9回、木村がミコライオの二塁送球を捕り損ねる失策などで3点を返されると、指揮官は戒めた。

 「これが十何年(15年)もBクラスにいるチーム。勢いに任せてああいうプレーをすると落とし穴にはまる。野球の神様がいい教訓にしなさいと言い聞かせてくれた」。負の赤ヘル史を知り尽くす闘将は勝ってかぶとの緒を締め直した。 (荒木司)

 

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