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JR北海道 運転士がミス隠しでATS壊す9月16日 19時25分
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今月初め、JR北海道で、特急列車に設置してあるATS=自動列車停止装置が壊れているのが見つかり、調査の結果、列車の運転士が自分の操作ミスを隠すためにハンマーでたたいて壊したことが分かりました。JRは、この運転士の処分を検討しています。
JR北海道によりますと、今月7日、札幌発上野行きの寝台特急「北斗星」の車両に設置してあるATS=自動列車停止装置の2つが壊れているのが、途中の車両基地での点検で見つかりました。
この装置は、線路と車両に取り付け、スピードの出し過ぎなどを防ぐもので、このうち、車両には複数設置してあり、ほかの装置に異常がなかったため、北斗星はおよそ200人の客を乗せて、上野まで運行したということです。
しかし、その後、JRが調べたところ、今月11日になって、札幌市手稲区のJRの運転所で、この列車の32歳の男性運転士がATSをハンマーでたたいたり、蹴ったりして壊していたことを認めたということです。
運転士は、出発前に、運転所の構内で、ATSを操作ミスによって誤作動させていましたが、「自分のミスだと言い出せず、原因を車両故障のせいにしようと思い、ハンマーでたたいた」と話しているということで、JRは「事実関係を確認したうえで、今後、厳正に処分したい」と話しています。
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