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IAEA総会で汚染水対策強調9月17日 3時31分
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IAEA=国際原子力機関の年次総会がオーストリアのウィーンで始まり、日本は、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題の解決に、政府が前面に立って当たる姿勢を強調し、国際社会の理解を求めました。
IAEA=国際原子力機関の年次総会は16日、本部のあるオーストリアのウィーンで始まりました。
初日は各国の代表が演説を行い、日本からは科学技術政策を担当する山本沖縄・北方担当大臣が福島第一原発の汚染水問題の対策などについて説明しました。
その中で、山本大臣は「汚染水対策は最も緊急性の高い課題だと認識しており、政府が前面に立ち、抜本的な解決に当たる」と述べました。
また、汚染水の影響は、福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートルの範囲にとどまっており、食品や水の安全性にも問題がないと強調しました。
さらに夕方には、日本の代表部が原子力規制委員会や経済産業省の担当者らによる詳細な説明会を開きました。
会場にはおよそ200人が詰めかけ立ち見が出るほどの関心を集め、オーストリアからの参加者は「説明会はとても参考になったが、まだやることがたくさんあると感じた。今後も状況を見守っていきたい」と話していました。
汚染水問題について国際的な懸念が高まるなか、日本政府としてはできるだけ丁寧に情報を提供することで不安の払しょくを図り、理解を求めたい考えです。
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