NY連銀製造業景況指数:9月は拡大ペースが予想下回る
9月16日(ブルームバーグ):ニューヨーク連銀管轄区の9月の製造業生産活動は拡大したものの、ペースは市場予想を下回った。
ニューヨーク連銀が発表した9月の同地区の製造業景況指数 は6.3と、前月の8.2から低下した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は9.1だった。同指数はゼロが景況の拡大と縮小の境目を示す。
レイモンド・ジェームズ・アソシエーツのチーフエコノミスト、スコット・ブラウン氏は統計発表前に、「製造業は春から夏の初めにかけてやや軟化したが、今後はいくらか改善が見られそうだ」とした上で、「経済が受けている向かい風の一部は若干弱まりつつある」と続けた。
新規受注 は2.4と、前月の0.3から小幅上昇。出荷 は16.4と、前月(1.5)を大幅に上回った。
仕入れ価格指数は21.5(前月20.5)。販売価格は8.6(前月3.6)に上昇した。一方で雇用は7.5(前月10.8)に低下した。
6カ月先の見通しを示す期待指数 は40.6と、前月の37.4を上回り、2012年4月以来の高水準となった。
原題:Manufacturing in New York Area Expands Less Than Forecast(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Victoria Stilwell vstilwell1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/09/16 23:09 JSTニュース一覧
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