ボルネオ環境保全活動

植物原料

現在、世界の食糧需要の増加などにより、植物原料のひとつである"パーム油"の生産は、プランテーション(アブラヤシ農園)の拡大による熱帯雨林減少など、主要原生国のひとつであるマレーシア・ボルネオ島で、あらゆる環境・社会問題を引き起こしています。

もはや、「パーム油=環境にやさしい・人にやさしい」と単なる一面だけで語る段階ではないのが現実です。
サラヤでは、そういった問題に目を向け、出来ることから少しずつでも取り組んでいこう、と各種団体と協力し、2004年より環境保全活動をはじめています。

ボルネオとパーム油についてはこちら

サラヤの取り組み

ヤシノミ洗剤の売上の1%でボルネオ保全トラストを支援しています。

ボルネオ保全トラスト(BCT)とは?

ボルネオ保全トラスト(BCT)とは、マレーシア・サバ州政府から認められた環境保全団体。失われた熱帯雨林だった土地を買い戻し、野生生物が往来できる『緑の回廊』を回復させる活動をしています。

緑の回廊プロジェクト~土地の獲得~

アブラヤシ農園によって失われた熱帯雨林だった土地を買い戻し、分断された森(保護地)をつなぐことで「緑の回廊」を回復させる計画を、BCTとともに行っています。

命の吊り橋プロジェクト

分断された森に隔離されたオランウータン。急遽対処法として、消防ホースで吊り橋を作り、分断された森をつなぐことで命をつなげる試みをBCTと協力して行っています。

野生動物の救出プロジェクト

アブラヤシ農園の拡大により住処を追われ、住民が仕かけた罠にかかって傷ついたゾウをはじめ、分断された森に孤立したオランウータンを、BCTを通じて現地の野生生物局とともに救出・治療し、森へ還しています。

RSPOへの加盟

日本に籍を置く企業として初めて加盟。農園オーナー、農民、環境専門家や商社、メーカーなど、パーム油に関わる人々と共に環境に配慮したパーム油産業のルールづくりについて話し合っています。