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2013/09/09 (Mon) Mちゃんの話 7

Mちゃんの話 7


かたりて はるちゃん 



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くまちゃんに紹介された 


MAHAOちゃんを はじめて見た瞬間 



えるもちゃんは 凍りつきました 



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MAHAOちゃんには


今まで 


えるもちゃんが見たことがないような


ものすごい財運と 


名誉運がのせられていたのです 


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えるもちゃんは 


元あそびめの姫でした 




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あそびめをしながら 不遇な暮らしをして 両親の借金を返し


あそびめさんを上がった後も  


朝 昼 晩 働いては 


周囲には明るくやさしくして 健気な女性とみられていました 


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くまちゃんは 


そんなえるもちゃんを好きだったのですが


男性としては 見てもらえず


まあ俗にいうパシリや アッシーのような扱いでした 



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美味しいごはんをおごったり


車で 家まで 送ったり 


たまにプレゼントを買ったり 


恋人としてはみられてませんが 


将来のお店の相談事はされる


そんな不思議な間柄でした 



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そしてくまちゃんは 


将来 えるもちゃんがお店を出すときには


それまでにお金を貯めて なにがしかの援助をすると約束していて





その姿は はるちゃんの目には 



まるで姫さま と 姫さまに振り回されてる 下僕 そんな姿にも見えました 



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数年後


一向に向いてくれない えるもちゃんをあきらめかけた時 


くまちゃんの前に MAHAOちゃんという女性が あらわれました  




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くまちゃんとMAHAOちゃんが交際を始めたころ


えるもちゃんは急きょ 


お店を開こうとしていて


くまちゃんに どうしてもお店の保証人になってほしいと 頼んできました   




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MAHAOちゃんは 


くまちゃんに 



保証人ならないほうが良いんじゃない?


援助しないが良いと想う 」そう言いました



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でもくまちゃんは 


「 約束は約束だから  


もし自分が興味を失ったからと言って 昔した約束を違えるのは  


自分じゃないし そういう自分にはなりたくない 」


そう言ってました  



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それでMAHAOちゃんは



くまちゃんに 保証人ではなく 現金を貸すことをすすめました 



無利子で現金を貸して 返す期限を決めないで  余裕ができた時に返してもらったほうが 


えるもちゃんの仕事も楽なはず


そうアドバイスをしました 


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その経緯もあって 


MAHAOちゃんは くまちゃんの紹介で  


えるもちゃんと 会うことになったのです  


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ところが


えるもちゃんは


あそびめのコードで 霊能力があり


少し先の未来と 数年先の気配を読めました 



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MAHAOちゃんには


今まで見たことのないような


財運と 名声運がのっているのが見えました


そして久しぶりに会うくまちゃんにも そのエネルギーが のっていったのが見えたのです




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普段温厚なめるもちゃんは 反射的にこう感じました




見るからにあほで愚鈍そうなコイツら



なんで そんな未来なわけ? 」



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わたしが 今こんな状況で 苦しんでるのに 


何でこのあほづらが こんな未来を送れるの?  」


えるもちゃんは


すさまじい嫌悪感とともに 吐き気を催しました 




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そして


えるもちゃんは心硬くこう誓いました



愚鈍そうなこいつらに不運を味わわせてやる


すべての運を搾り取ってやる


この財運は こいつらよりも 私らのほうにこそ ふさわしい 」



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そのえるもちゃんの心の声を 敏感に察知していた


一人の少女がいました



Mちゃんです 


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Mちゃんは 


絶えずMAHAOちゃんの周囲の心を聴き


望むものを感知した時に あらわれました


そしてMちゃんは えるもちゃんの想いを知った後 


えるもちゃんの心に こう語りかけました 



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キンキュウジタイですか?


本当に良いですか?


周期的に7年しか運べませんが


それでもよいのですか? 」




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今までえるもさんが過ごしていた


不幸な境遇 不幸なエピソードが


それで 水泡に帰してしまいます


それでも よいのですか? 」


Mちゃんは普段よりも念入りに 


何度も何度も 確認をしました 





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Mちゃんが 


えるもちゃんに何度も確認を求めたのには


理由があります


なぜなら えるもちゃんは 


藤原の血を引く 藤原の姫だったからです 



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破壊の時期


不遇の時期を送り 


養分たちを盛り立てて 絶頂の座につかせる


それが藤原の血を引くもの達の 集合体の計画でした 



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Mちゃんは おおいぬ達から


藤原の血を引くものに破壊の時期に運ぶ場合は 何度も確認しろ


「 キンキュウジタイ 」であることを確認したうえで


それから運べ 


そんな命令を受けていました 


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でもえるもちゃんは


Mちゃんにこう言ったのです


「 良いから 早くしろ 」と 



Mちゃんは


「 了解しました 」


といい


えるもちゃんのお願いを叶えることにしました

 
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実はその時のえるもちゃんは気がつかなかったのですが 


MAHAOちゃんにのっていた


とてつもない財運と名誉運の気配は


ゆ族や 藤原の集合体が 意図的にのせていたものでした 






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破壊の時期の7年


繁栄を味わわせ 


座につかせる


それを想念に見せることで 


破壊と再生のエネルギーを入れ替える 




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えるもちゃんも



破壊と再生の時期を潜在的には知っていたのです 


そのため 生まれた場所は 貧困地帯で


小さなころから 親の命令で 


野菜泥棒をしながら 暮らしていたのです 




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まだ10代半ばなのに


お父さんの知人が お肉を持ってくると


色目を使うように おかあさんに言われ


お母さんに首を絞められ 


朝から晩まで 時給数百円で働き 


借金を返すために あそびめとしてコードをつなぎまくり



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そして2005年から2012年のクライマックスの7年間は


とてつもなくスペシャルな不遇


ドラマを最高潮に盛り上げる 不運を味わう予定でした




特に2012年冬至前の最後の三週間は 


ホームレスになるまでの予定だったのです  



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ところが 


えるもちゃんは


ふとしたきっかけで 小犬たちに気を入れ替えられてしまいました 


おおいぬから 小犬たちへ気が流れる 御巣鷹山の磁場の結界


その影響を 


えるもちゃんも 受けてしまったのです 



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貧困層を相手にしながら 


貧しい人たちに 食べ物を提供し 


とことん不遇を味わって


世に出てくる予定の藤原の姫の計画は その時 大きく曲げられたのです 



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何故かえるもちゃんは 貧困地帯から


銀座の高級飲食店に務めるようになり 


銀座のホステスに衣替えをし 


そこで多くの 小犬男性たちとコードをつなぎ


いつの間にか 目先の名誉と序列 富に嫉妬する


そんな気が表面についていたのです



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それからMちゃんは 


えるもちゃんに店がうまくいくような財運


そしてえるもちゃんの系譜の集合体にも 


財運や名誉運が行き渡るように


一生懸命 鳥さんたちと一緒に 働きました 



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えるもちゃんはお店のオーナーとなり


それは 


日本の金融街の高級な飲食店になり


テレビにも取り上げられて 雑誌にも取り上げられて 芸能人も訪れて 


時には行列ができるほどの 繁盛店になりました 




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一方 MAHAOちゃんと くまちゃんは 


預金がどんどんなくなっていき


いつの間にか 郊外のアパートで


ボロボロの畳 ボロボロの壁 そんな中で


たくさんのねこたちと知り合い 楽しく暮らすようになりました





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ところで


成功した えるもちゃんを見て


えるもちゃんと 過去にコードをつないできた


養分の男性たちは こう想っていきました 


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よかったよかった


あんな東京の一等地で 


お店がもてるなんて


えるもは頑張ったかいがあった 


本当に良かった 」 



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俺よりも収入が上がった


えるもには ずっと幸せになってほしかった


ずっとなんとかしてあげたかった


気持ちだけはあったけど  


ようやく えるもが成功できてよかった 」 


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えるもがうまくいったんだから


今度は おれも幸せになろう 」 




俺もそろそろ 

自分のことを考えよう 」



「 俺も  」


「 俺も 」 





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そんな気持ちの数々とともに 



潮が引くように



えるもちゃんへの応援が消えていくのを 



はるちゃんは見ました 




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