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      原発7か所で堰の水排出措置

      台風18号の影響で、東京電力福島第一原子力発電所では、7か所のタンク周辺の囲いにたまった雨水について、放射性物質の濃度が海への排出基準を下回っているとして、排水溝を通して海に放出する措置をとりました。
      台風18号の影響で、福島第一原発では雨や風が強まり、山側に設置された汚染水をためたタンクの囲いでは、中の水の量が急速に増え、周囲にあふれ出る恐れが出ました。
      東京電力がこれらの囲いにたまった水について、ベータ線という種類の放射線を出す放射性物質の濃度を調べたところ、7か所について1リットルあたり24ベクレルから3ベクレルの範囲で、このうちストロンチウムは半分程度とみられ、海への排出基準の30ベクレルを下回っているとしています。このため東京電力はタンク自体からの汚染水漏れはなく、雨水だけがたまっていると判断し、この7か所について、16日午後0時40分すぎから囲いの中にたまった水を順次、排水溝を通して海に放出する措置をとりました。
      また、300トンあまりの汚染水が漏れた4号機山側に設置された別のタンクの囲いの中にたまった水は、ベータ線を出す放射性物質が、1リットルあたり17万ベクレルと極めて高い値で検出されました。
      ことため、この水を近くのタンクに移すとともに、このほか11か所でもタンク周辺にある濃度の高いたまり水を近くのタンクに移しました。
      一方、台風の影響で東京電力は16日予定していた汚染水対策の工事など屋外での作業の一部を中止しました。

      09月16日 21時17分