Mちゃんの話5
かたりて はるちゃん
「
終わるまで 見届けたい
この目で
最後まで 見届けたい 」
COCOが地震後に
Mちゃんの心の声を そう通訳してくれました
その時は 意味はわからなかったけど
今となっては はっきり意味がわかる気がします
Mちゃんの御実家が
最後まで燃え尽きるまで見届けたい
Mちゃんの両親が 燃え尽きるのを見届けたい
そういう意味だったのかな と想います
Mちゃんは
14年前 Mちゃんのパパに こう頼まれました
「
あそこの土地が どうしても欲しい
あの場所が どうしても 」
その土地は
Mちゃんのお父さんのお友達が 住んでいる場所でした
その友人は はぶりがよく
高級外車に乗り 仕事も絶好調でした
家はごくありきたりの 平凡な家だったのですが
ビルを複数所有し 不動産を手広く営んでいました
Mちゃんは お父さんに言いました
「 本当に 本当に
あそこが欲しいんですか? 」
「
本当に あの場所でよいんですか? 」
何度も何度もたずねました
Mちゃんのお父さんは Mちゃんに 「 欲しい 」と言いました
それから
Mちゃんはその土地の所有者の潜在意識に確認しました
「
あなたは何が欲しいですか? 」
土地の所有者は こう言いました
「
健康になりたい
貧しくてもいいから
健康になりたい 」
「
子孫を守りたい 息子を守りたい 」
その男の人は
そうも言っていました
その男の人は
家系に纏わる呪を恐れてるようでした
そう
その男の人の家は
一見平凡な家に見えて
周辺のコードが束ねられてる場所に建っていたのです
その家のある土地は
古い時代のリーダーさんにつながる骨が埋まっていました
もちろん 骨は土にかえっていましたが
土には その骨の記憶 痕跡が宿っていました
そして
そこに家があると言うことは
土地に封じられた想念が蘇る時
その家が滅ぶことを意味します
それが破壊と再生
その呪を
土地の所有者は恐れていたのです
そして
Mちゃんは Mちゃんのパパと
Mちゃんのパパの御友達
両方の想いをかなえることにしました
気がつくと1年で
土地所有者は見る影も無く没落して
あんなにあった資産は 負債数十億円へと 変化していました
取立ての嵐
差し押さえの嵐
物件のほとんどを手放して
残るは住んでいた平凡なおうちだけ
乗っていた高級外車も 消えていて
それはそれは 別人のような佇まいに
変貌していたのです
そして住んでいるその土地にも 抵当権がいっぱいついていました
それでもMちゃんのお父さんは あきらめきれず
どうしてもあそこが欲しい
どうしてもあの土地が欲しい と想い続けました
その時です
とても辛そうな土地所有者が
「 お金を貸してくれないか 」
と
Mちゃんの御父さんを自分から訪ねてきたのは
Mちゃんのお父さんは すぐに500万円貸しました
貸して しばらしくして
お父さんの友人は
「 あの家を買ってくれないか? 」そうMちゃんのお父さんに相談しました
そしたら 不思議なことに
その時から
うるさかった差し押さえや 債権が 一本にまとまって
そう 不思議な感じで片付いたのです
そして一本にまとまったその土地への債権を
Mちゃんのお父さんが買う形で
Mちゃんのお父さんは
その家 その土地を手に入れることができたのです
以前の土地所有者だった
Mちゃんのお父さんの友人は
お金を貸してくれたこと 家を買ってくれたことに
とてもとても感謝していました
でも
潜在的には
土地のしがらみから 逃げられたことが
とてもうれしかったのです
最初借金は
その男の人の息子さんの学費を捻出する為だったのですが
その男の人の息子さんは その後
いつの間にか大学を中退したようでした
それからMちゃんのお父さんは
土地を手に入れたことで
資産がみるみる増えていき
10年ちょっとで ビル数棟を所有する資産家になりました
それからしばらくしたある日
地震の後
Mちゃんのお父さんが Mちゃんに こんなお願いをしました
「
ここを建て直したい
古いし
新しいビルにしたい 」
Mちゃんは また聞きました
「
本当に 立て直していいんですか? 」
「
立て直すと言うことは 掘り起こすと言うことです 」
Mちゃんは
確認しました
Mちゃんのお父さんは
「
そんなの当たり前だ 」と言いました
「
土地をまっさらにして基礎を造るのに
土地を掘るのは当たり前 」
心の中で
何を言ってるんだ?という表情をしていました
Mちゃんは
「
わかりました 」と言い お願いをかなえることにしました
それは2011年8月のことでした
それから一年間
Mちゃんのパパは 仕事がより好調になって
資産が うなぎのぼりに増えていきました
Mちゃんは
MAHAOちゃんが集めていた動物達のエネルギーを
ごんごんごんごん お父さんの会社に運んでいるようでした
お父さんの会社だけでなく お父さんの会社と取引のある企業 取引先の社員
お父さんの知り合い 親戚血縁
それを見て欲しいと言った人
すべてに 動物から来た 富のエネルギーを運び続けました
周り中に
富のエネルギーを配れば仕事が増える
それは当然のエネルギー緩衝です
でも
Mちゃんは ひとりひとり みんなに意志を 確認しました
「 本当に 今 成功してもいいのですか?
仮に100年後 不調に陥ったとしても
本当に今 欲しいのですね? 」
「 いい 」 と言ったところにだけ運びました
何度も何度も確認して 了承を得て 欲しがった人にだけ 配りましたが
100年後不調に陥ると言うことは
Mちゃんの視点では
一族が100年以内に絶える可能性があるという意味です
それでも
Mちゃんはみんなの喜ぶ顔が見たくて
みんなのお願いをかなえるのがだいすきでした
そしてMちゃんのお父さんは 2012年8月
念願の新築ビルディングを建て始めました
Mちゃんは
お父さんの建てるビルを一生懸命デザインしながら
一生懸命 お手伝いしながら とても悲しい想いを抱きました
何故なら
Mちゃんにとって
破壊の時期に建物を建てるという事は 死を望んでる というしるしだからです
「
お父さんが 死にたがっている
でもそれが
お父さんの願いならば
仕方が無い 」
「
お父さんのお友達も親戚も みんな死にたがっていた
生きて欲しいけど
わたしは 見届けるよ
つらいけど 見届けるよ
それがみんなの願いなら 」
建物を建て始めたとき
古い建物に残っていた想念や記憶と共に
土に埋まっていたリーダーの骨の記憶まで 掘り起こされていきました
Mちゃんは
その土地から ひゅるひゅるひゅるっと抜けていく
龍のような想念体を見つけました
その想念に向かって
「 自由になって よかったね
さようなら 好きな所に行ってね 」
そう言いました
そう
その土地に埋まっていた想念の想いは 解放して欲しいだったのです
その龍のような想念体も Mちゃんに想いをかなえてもらったことを喜び
うれしそうな顔をして
くるくるまわりを回ってから
想い出の地へ 戻っていきました
Mちゃんは
土地に埋まっていたリーダーの復活を感じました
Mちゃんは みんなのお願いが叶ったのを
うれしそうにうれしそうに見てました
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