Mちゃんの話3
かたりて はるちゃん
気がつくと いつの日からか
MAHAOちゃんの行動 話したことばを
知る人が たくさんでてきてるようでした
そう
MAHAOちゃんが見たあめ(夢)を そっくりそのまま見たり
MAHAOちゃんが 車やお部屋で話したことばを
そっくりそのまま聞いていたり
それに気がついても
MAHAOちゃんはあまり気にとめていませんでした
心の中では
「 こんなに私のファンがたくさん 」って想ってました
はるちゃんは
MAHAOちゃんのあめを見ました
なるほど
っと想いました
MAHAOちゃんのあめのお部屋は
透明なお部屋でした
壁が無いような
誰でも声が聞け 誰でも見れる
入ろうと想えば 誰でも入れる
以前見た時は
ガラスのような壁があったようにも見えたのですが
その壁もなくなっていました
そのMAHAOちゃんのあめを
のぞいてる人がたくさんいました
そしてあめの中にあるよさそうなもの
すぐに現実化しそうなものを ぽんぽんぽんぽん持って行ったり
ゴミ捨て場のように 厄をどんどん置いていく人もいました
そしてMAHAOちゃんは あめで
それを淡々と じーーーーーっと見ていました
あれ? どうしてガラスのお部屋が変わったんだろう?
はるちゃんがそう想ったら その理由も見えました
Mちゃんです
MAHAOちゃんが 結界消滅 結界消滅 とよく言ってたので
MAHAOちゃんのあめをのぞきに着てる人たちも
「 もっと見せろ もっと見せろ 」
「 呪が効きづらい もっと効きやすくなれ 」
そう言ってたので
そのままぴゅあにガラスの壁を取っ払ったのです
Mちゃんはお互いの想いをかなえたのです
ぴゅあに純粋に
それでMAHAOちゃんのあめが 誰からも見やすく入りやすくなりました
同調も簡単にでき 暗示も簡単にでき MAHAOちゃんの集まってる想念を持ち出すことも簡単にできました
Mちゃんは
「 いいことしたわ
きゃはは わーい 」って はしゃいでいました
Mちゃんの心は とてもとてもピュアでした
一見 結界はまったく壊れてないように見えます
でもエネルギー的には あれで結界の消滅です
なぜならば MAHAOちゃんが壁の無い出入り自由な部屋にいる
何から何まで同調しやすい
そしてそれを見に来た人がたくさんいる
それはエネルギー緩衝上 結界が存在しないことと同じこと
見に来た人は
見てエネルギーに触れることで 同じエネルギーに染まります
ある一定量浴び続けると
その人のお部屋もまったく同じ 壁の無い状態になります
誰から見てもあめが見やすく
プライベートな会話や声も誰からも聞きやすく
それが現実に波及していく
そして
MAHAOちゃんのあめに来た人達は
そのエネルギーを 多くの人に配ったり 運んだりしていました
運ばれた先にも
望んだ誰からもその人のあめが見られて
望んだ誰からもその人の私的な会話が聞こえる そのエネルギー緩衝に染まったんです
Mちゃんは 次々感染していくのを見て
「
わーーい わーーーーーい 」
「
大きくなっていくー 大きくなっていくー 」
まるで自分の領地が広がったかのように 目を輝かせ パタパタしていました
そしてMちゃんは あめの中で 絵を描いていました
それは広がっていく地図みたいでした
毎日毎日 広がって拡大していく絵を描いているみたいでした
それは結界消滅の歴史をしるした あめの書物でした
Mちゃんの15人の部下達が
ぱたぱたぱたぱた Mちゃんのまわりで 舞っていました
15人の部下達は
鳥さんたちです
はるちゃんは
それを見て
「 こうやって歴史って 作られていたんだ 」と想いました
Mちゃんの能力は 本当にすごいと想いました
心の声を そのままぴゅあに 想いもよらぬ方法で叶えてくれる能力
Mちゃんは頼まれないことはしません
心に想ったことを どんどん純粋に叶えていくんです
望んだことを純粋に叶えようとする
本当にピュアなんだ っと想いました
そういえば
Mちゃんのご実家 四国の旧家が 燃えているのも見ました
どうしたんだろう?と
はるちゃんは 想いました
見てると
それもMちゃんが願いを叶えただけのようでした
「
MAHAOちゃんのエネルギーをできるだけ運べ 」
そう望んだ旧家のおばあちゃんがいたんです
Mちゃんがおねがいどおり 運んでいたら
四国の旧家が 燃えてしまったんです
多分 許容量を超えてしまったんだと想います
やくらひめ神社が壊れていくのも見えました
「
ふふふふふ 」笑いながら
Mちゃんは スケッチをしてました
「
人類史上最大の歴史になる 」って書きながら
何箇所かに 十字架のような バッテンじるしをつけてました
そして文化のコードが束ねられてる場所にも
求められるところに 次々と エネルギーを運んでいきました
Mちゃんは 欲しいと想ってない人のところには運びません
欲しいと想った人のところにだけ 運ぶんです
ただ強い運ぶ力は
諸刃の剣
耐性がないと Mちゃんが運ぶことで
死んでしまう人もいます
Mちゃんはおねがいどおり
相手の言葉通り
動いただけです
でも自分の芯の望みを考えずに
よいものと想ったものを あれを持って来い これが欲しい と想えば
その強すぎる力ゆえ
運んだ相手を
燃やし 死なせてしまうこともあるんです
Mちゃんは 超あげまんです
ただ超あげまんとは
受けとりきれないものには 死神を意味するのです
ねこの森 |
| TOP |