「アドバイスを聞いて欲しければ」って、アドバイスを聞くのは言われた方の自主性だから、イケダハヤト君がおっさん達のアドバイスを聞こうが聞くまいが好きにしていいよ。僕は、僕の声の届く範囲で「あれは間違ってるから」「彼の思い込みだから」「あれやっちゃだめだよねぇ」っていうだけだから。
— 古井広 告屋(公式認定「弱い敵」) (@aged_adman) September 15, 2013
長らく粘着しているおっさんの一人が面白いことを書いているのでコメントしておきますかね。
あなたの言葉は無力である
「アドバイスを聞いて欲しければ」って、アドバイスを聞くのは言われた方の自主性だから、イケダハヤト君がおっさん達のアドバイスを聞こうが聞くまいが好きにしていいよ。
これはもう、一字一句その通りですね。全面的にagreeです。はなからそのつもりです。
気になるのはこっち。
僕は、僕の声の届く範囲で「あれは間違ってるから」「彼の思い込みだから」「あれやっちゃだめだよねぇ」っていうだけだから。
この態度はどうなんでしょう。というのも、彼は、本気で自分の目的を達成したいと考えているのでしょうか。
当て推量になりますが、彼は目的を持って情報発信をしていると見られます。その目的は、「イケダハヤトのデタラメに騙される若者を減らす」といったところでしょうか。以前の投稿を見るかぎり、彼は「イケダハヤトが危険な言説を振りかざして、無知蒙昧な人々を煽動している。私はそれを是正したい」という認識を持っているように、ぼくは読みとれました。
で、彼がもしもそういう目的を持っているとしたら、「僕の声の届く範囲で「あれは間違ってるから」「彼の思い込みだから」「あれやっちゃだめだよねぇ」っていうだけ」という態度は、その目的を達成する上で、無力なアプローチということが指摘できます。
つまり、自分に共感する人がフォロワーになってくれやすいことを前提に考えると、彼が「僕の声の届く範囲」に留まる以上、肝心の「イケダハヤトに煽動される人たち」には届かないと思われるのです。
彼が抱いているのであろう「イケダハヤトに煽動される人に警告したい」という想いとつぶやきは、ほとんど効力がないまま、ツイッターという宇宙のチリになっている、と。目的を達成しようと考えるなら、@aged_admanさんは「僕の声の届く範囲」を、自ら拡張し、超越し、世界と戦おうとしなければならないのです。
さらにいえば、匿名の立場から揶揄するような態度で批判を続ける限り、その言葉は「しょせん匿名粘着の罵詈雑言だろ」と、ぼく自身から、そして周囲の人から認知されることになるでしょう。
実際、ぼくのところには「しつこい匿名アカウントなんて無視すればいいのに」というメッセージがしばしば届きます。@aged_admanさんの立場と態度は、「僕の声の届く範囲」を狭める結果となっているといえるでしょう。
正しい批判をするのなら、正しい立場に立ってからです。でないと、せっかくの言葉の効力が減じてしまいます。もっとやるならマジメにやればいいのに。そんなんじゃ相手にされないですよ。ぼくは暇なので、相手にしますが…。
と、ここまで書いて、こんなツイートを見つけました。
なんでそんなことを言っているのかイケダハヤト君はさっぱり分からないみたいだけど、実はテレビを見てて「イケダハヤトって可笑しいよねぇ」「真似しちゃダメだよ」って、つぶやいているに近い。それを、エゴサーチで自分で探してくるからさ。変になるんだよ。
— 古井広 告屋(公式認定「弱い敵」) (@aged_adman) September 13, 2013
うーん、この人は、そもそも「イケダハヤトのデタラメに騙される若者を減らす」といった目的を持っておらず、ぼくに対する批判をつぶやいて、自分に共感してくれる人とコミュニケーションを取りたいだけなのかも。
彼が匿名という不利な立場に甘んじるのは、「イケダハヤトを告発して社会から害悪を除きたい」からではなく、単に「安全な立場からイケダハヤトを攻撃して、癒しあいたい」のだ、と考えると得心がいきます。承認欲求を満たしたいだけ、と。
ここら辺、どうなんでしょう。@aged_admanさん、見ているでしょうから、「何のために」ぼくの批判をするのか教えてください。変な善意を取り繕わず、正直に語ってくださいませ。
ついでに、自分の行いの倫理性についても問うてみたいですね。あなたは自分のやっていることを、「悪いこと」だと思っているのか、完全に「善いこと」だと思っているのか。つまり、あなたは自分の存在を「必要悪」と捉えているのか、または「完全な正義」と捉えているのか、どちらなのか、ということです。問いの意味がわかれば、教えてくださいませ。