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この夏熱中症の搬送者が最多9月10日 13時39分
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この夏、熱中症で病院に運ばれた人は、全国で合わせて5万6000人余りと去年の同じ時期より30%余り増え、現在の方法で統計を取り始めた平成22年以降で最も多くなったことが総務省消防庁のまとめで分かりました。
総務省消防庁によりますと、集計を始めた5月末から8日までの3か月余りの間に、熱中症で病院に運ばれた人は、全国で5万6897人に上りました。
7月から8月にかけて各地で猛暑日になったことなどから、搬送された人の数は去年の同じ時期より31%増え、現在の方法で統計を取り始めた平成22年以降で最も多くなっています。
搬送された人を都道府県別にみると、東京都が4477人で最も多く、次いで愛知県が4006人、大阪府が3907人などとなっています。
年齢別では、65歳以上の高齢者が2万7168人と全体の48%を占めている一方で、18歳未満の少年や乳幼児、新生児が合わせて13%と若年層も多くなっています。
また、これまでに熱中症の症状で病院に運ばれた人のうち、少なくとも88人が死亡し、3週間以上の入院が必要な重症の人も1531人に上りました。
総務省消防庁は、現在も西日本を中心に最高気温が30度を超える地域もあることから、引き続き水分をこまめに取るなど、熱中症の予防に努めてほしいと呼びかけています。
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