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がれき処理 仮置き場運び込みを優先
9月10日 16時36分

がれき処理 仮置き場運び込みを優先
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東日本大震災で発生した福島県内にある避難区域のがれきについて、来年3月末までに処理を終えるという目標を達成するのは難しいとして、環境省は住民が地元に戻るのを妨げないよう、まずは仮置き場への運び込みを優先するとした新たな処理方針を正式に表明しました。

これは石原環境大臣が10日の閣議後の会見で明らかにしました。
福島県内の11市町村にある避難区域のがれきについて、環境省は放射線量が極めて高い地域を除いて、来年3月末までに処理を終えるという目標を定めていました。
しかし、処理をする前にいったんがれきを保管する仮置き場を確保するのに時間がかかっていることなどから、目標を達成するのは難しいとして、住民が地元に戻るのを妨げないよう、まずは仮置き場への運び込みを優先するとした新たな処理方針を決めました。
具体的には仮置き場が確保できている南相馬市、大熊町、楢葉町、川内村の4市町村については、来年3月末までにおおむね仮置き場への運び込みを終えるとしています。
一方、仮置き場が確保できていない川俣町、富岡町、浪江町、双葉町、飯舘村、葛尾村の6町村については、自治体や住民との調整を進め、早期に同意が得られるよう全力を尽くすとしています。
このほか、田村市はすでに処理施設があるため、仮置き場を設けず、処理を進めるということです。
環境省は仮置き場を確保できていない自治体についても、年内をめどに運び込みを終える時期の目標を定めることにしています。

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