【田中恭太】第19回西関東吹奏楽コンクール(西関東吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)は8日、新潟市民芸術文化会館で中学Aの部があった。県代表は6校が金賞を受賞し、川口市立芝中と越谷市立北中が、10月に名古屋市で開かれる全日本吹奏楽コンクール出場を決めた。
Aの部で初の西関東大会出場となった朝霞第一は今春、外崎三吉教諭が顧問に就任。直後は「前の先生に指揮して欲しい」と泣き出す生徒もいたといい、外崎教諭は「戸惑いや不安があったのでは」と振り返る。
遅刻も多かった部員たちに、外崎教諭は音へのこだわりと、人としてのルールを徹底的に指導。その厳しさに高麗唯香(こまゆいか)部長は(3年)は当初、「ついて行けないと思った」。だが、自分たちのためだと気づいた後は、「ふがいなくて奮い立った」と言う。「びっくりするぐらい、急に良くなった」と外崎教諭。
県大会での快挙に続く新潟の舞台。代表には選ばれなかったものの、金賞を受賞した。演奏後、高麗部長は「まだ信じられない。階段を1、2段飛ばしてきた感じ」と興奮した様子で語ったが、表彰式後は「ちょっと悔しい」。後輩に託す全国大会出場は、もう手の届かない夢ではない。
結果は次の通り。
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【金賞】川口市立芝、越谷市立北(以上、全日本吹奏楽コンクール出場)、さいたま市立岸、さいたま市立常盤、朝霞市立朝霞第一、吉見町立吉見
【銀賞】志木市立志木、越谷市立大相模、さいたま市立原山
吹奏楽用にアレンジしたクラシック有名曲を集めたコンピ盤。吹奏楽コンクール全国大会出場の実力校のライブ録音と、同じ曲のオーケストラ版の2枚組
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