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地方へのドライブ(第1日目)

2006年4月26日

ナン川のほとりに腰を下ろし、俺はぼんやりと川の流れを見つめた。

いまピサヌロークにいる。このまちでちょっとしたミッションがあり、また1度も訪れたことがなかった土地だったいうこともあって、今回のドライブ旅行の目的地はここに決めた。地方都市だけにオートバイの数は多いが市内でも車やバスの騒音が少なく、細い路地へ入ればのんびりとした地元民の生活を伺うことが出来る。市内唯一のデパートである「トップ・ランド」も、バンコク市内にあるデパートと比べると規模は格段に小さく、夕方の時間だというのに中は閑散としていた。ファースト・フード店は、「KFC」はあったものの「マクドナルド」は無かった。訪れた時期が問題なのだと思うが、ツアリストの姿は見られず、西洋人とも全く出会わなかった。ツアリストは皆、ピサヌロークをパスしてとなりにあるスコータイへ遺跡を見学しに行ってしまうのだろうか。

今日は朝7時半に起床し、荷造りをしたあと簡単に車の調子をチェックし、9時にピサヌロークへ向けて出発した。高速道路の入り口へ行くまでペッブリー通りが多少混んでいたものの、トール・ウェイに乗った後は特に渋滞もなく快適に運転することが出来た。
10時過ぎにアユタヤの手前の辺りで「JET」というガソリン・スタンドへ入り、中にあった「バンライ・カフェ」で眠気覚ましに濃いアイス・コーヒーを飲んだ。このコーヒー屋は、バンコク市内のスクンビット通りからのエカマイ通り入り口にある店が有名だが、エカマイ店が開店する前から俺はガソリン・スタンド「JET」にある「バンライ・カフェ」のコーヒーが大好きだった。車を運転して地方へ出かける時は、「JET」の看板が見えるとここのコーヒーが飲みたくなり、いつも立ち寄っていたものだ。読者の皆様へも、ここのコーヒーはオススメしたい。ほとんどの「JET」には、このコーヒー屋がテナントとして入っている。

1時間半ごとに休憩をとりながら、平均時速120kmでのんびりと運転したため、ピサヌローク市内に着いたのは14時半頃だった。バンコクを出発した時に、ペッブリー通りにあるガソリン・スタンドで満タンにしてきたのだが、片道どのくらいのガソリンを消費したのかが気になり、ピサヌローク市内に着いてすぐに給油するためガソリン・スタンドを探した。
結局国道12号線をウタラディット方面へ少し進んだ所に「JET」が1件だけあった。ハイオクで満タンにしたら、代金は1000バーツちょうどであった。うっかり何リットル入れたのかチェックするのを忘れてしまったが、バンコクから約380km運転し、ガソリン代が片道1000バーツであれば、俺の車ではまあまあ省エネ・ドライブをしてきたことになる。10バーツで約3.8km走ることが出来た計算になる。

ホテルは市内中心部にある「パイリン・ホテル」にした。部屋はまあまあ設備が整っており、清潔だった。料金は最初1晩900バーツだと言われたが、おそらく外国人価格だと思い、ディスカウントをさせてみたら、最終的に朝食付きで750バーツとなった。これなら納得出来る料金だろう。

部屋に荷物を置いてからしばし仮眠をとり、「トップ・ランド」を20分間だけ散策した後、あるミッションを成し遂げるためナン川沿いにある某レストランへ向かった。店は簡単に見つかり、ミッションは滞りなく終わったため、20時半頃にはホテルの部屋へ戻ってきた。そしてシャワーを浴びた後、ホテルの近くに流れているナン川をもう一度見に行き、川のほとりで何も考えずただじっとその流れをながめていた。

川のほとりでは、こんな時間だというのに小さな子供達が遊具を使って両親達と遊んでいた。カップルの姿もちらほら見える。10代後半だろうと思われる若者グループは、オートバイで川のほとりまで乗りつけ、友人同士でおしゃべりをしていた。時間がゆっくりと流れている感じがした。どことなく夜の多摩川に似ていると思ったのは、俺の気のせいだろうか。

明日は朝からスコータイへ行き、遺跡を見学するつもりだ。現在22時半である。そろそろ寝ようと思う。


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このブログの読者様へ

コメントを書いて頂いた皆様、ありがとうございます。
コメントについてのお返事は、旅から帰った後にまとめて書かせて頂きます。
しばらくお待ち下さい。ご迷惑をおかけします。

思う所があり、どうしても旅に出なくてはいけません。自分のことを誰も知らない土地で、一度自分の原点を考え直したいのです。
それではまた。


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乃南アサ『死んでも忘れない』

結局地方への旅は明日へ延期となった。
今朝は5時に起き、7時にBTSヴィクトリー・モニュメント駅で知人と待ち合わせ、「ビッグ・プロジェクト」の要件で某要人宅へお邪魔した。
昼前に要件は全て終わったのだが、自宅へ帰ってきたのが既に13時近くであり、猛烈な睡魔も襲ってきていたので、とても長距離の運転を出来る様な状態ではなかった。そこでしばし自宅で仮眠をとった後、旅先で読むための本を買うためBTSプロンポン駅構内にある古書店へ行った。

今回購入した書籍は、下記の通り。

乃南アサ『死んでも忘れない』新潮文庫
村上龍『最後の家族』幻冬舎文庫

乃南アサ氏の『死んでも忘れない』は、購入後どうしてもすぐに読みたくなり、自宅へ戻った後半日で読み終えてしまった。
前回読んだ乃南氏の作品『暗鬼』は家族をテーマとしたものだったが、偶然にも今回手にした作品も、家族について書かれたものだった。

物語は、父子家庭に嫁いだ継母の家族が主題となっている。息子と継母は仲良くやっており、一見すると大変幸せな家族だった。しかし「ある事件」をきっかけに、その家族は「父」、「息子」、「継母」がそれぞれの役割をロール・プレイングしている、「疑似家族」であったことが明るみに出る。そこから家族の関係は、崩壊へと進んでいく。3者は自分の思いを内に秘めながらも、記号の意味での「家族」を保つため耐えてきたが、次第に3者間の関係はぎくしゃくとしたものとなっていく。

俺は、「ある事件」をきっかけに3者はそれぞれの心の中に「死んでも忘れない」消極的な記憶をきざみ込み、そこから乃南氏はタイトルを付けたのだと思っていた。しかし物語はその後、継母の遠い親戚あたる「他者」が「疑似家族」の中へ加わることにより、救いの方向へ進んでいく。この展開の仕方が、非常に面白かった。

そして最後に、ある幸せな日を境にこの「疑似家族」は、記号ではない「家族」へと変化していく。その幸せな日の記憶から、乃南氏は「死んでも忘れない」というタイトルを付けたことがわかってくる。
読み出したら、最後までページをめくる手が止まらなかった。

本日購入したもう1つの書籍『最後の家族』も、家族を主題にした作品だ。旅先で読むことを楽しみにして、今日は早めに寝ることとする。
明日は安全運転を心がけたい。


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思う所があり…

ちょっと思う所があり、明日(25日)から少しの間地方へ旅をしに行ってきます。

どこへ行くのかは、お楽しみです。
ではでは。


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椿屋の回転寿司食べ放題

タイでこの価格なら納得。

先週末、タイの各フリーペーパー等で最近広告が目立つ、「椿屋」(トンロー・ソイ13)の回転寿司食べ放題へ行ってきた。たしか昼は1人当たり290バーツで食べ放題、夜は同480バーツだ。ただし昼の食べ放題の場合、1皿60バーツまでのネタだけが食べ放題メニューであり、夜は同80バーツまでのネタが食べ放題メニューとなる。
60バーツまでのネタには、主なネタで言うとマグロの赤身、タイ、サバ、アジ、エビなどがある。80バーツまでになると、生マグロ(赤身)、甘エビなどが含まれる。巻物関係もなかなか種類は豊富だ。鉄火巻き、ネギトロ巻き、納豆巻き、カッパ巻き、そしてカリフォルニア巻きまである。どれも食べ放題メニューに含まれている。行ってから時間が経っているので、もしかしたら俺の記憶違いがあるかもしれない。皿には色が付いていて、その色で値段がわかる様になっている。

店長さんによると、食べ放題メニューに含まれるネタしかベルトにはまわさないとのことだった。従って、うっかり調子に乗って流れてくる寿司を片っ端から食べてしまい、お勘定の時になってびっくり、ということは無さそうだ。なかなか良心的な店だ。
寿司の他には、鶏の唐揚げ、茶碗蒸し、各刺身、そしてカレーまで流してくれる。

肝心な味の方はと言うと、「ここはタイであり、この値段だから」と思って食べれば申し分ないと思う。大きな期待をせず、とにかく寿司で腹を満たしたいと思った時に行ってみると、良いかもしれない。先週の俺がまさにそうだった。1人で一体どのくらい食べてしまったのだろうか。軽く10皿は越えている。茶碗蒸しやシジミ汁なども食べたが、純粋に寿司だけだと、おそらく15皿くらいは食べたであろうか。十分元は取れたと思う。

しかしバンコクで、これだけの豊富なネタを「食べ放題」という思い切った戦略を使い、そして480バーツというなかなか手頃な価格で提供して、果たして店側はペイ出来るのだろうか。少し心配になってしまった。

在タイ者の中で、久々に日本の回転寿司に触れてみたいと思った方は、是非行ってみて欲しい。特にお子様連れの駐在員ファミリーにはオススメしたい。場所もトンローのソイ13へ入って150mくらい進んだ所にあり、なかなか便利だ。駐車場も完備している。
「おいしい魚屋さん」のネタに比べれば、月とすっぽんだが、手頃な値段で寿司を食べて満腹になりたい時には、また行ってみたいと思わせる店だった。


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恋をしてしまった…

黒川先生に恋をした…。

今日は日曜日なので遅め(10時)に起き、朝食と昼食を兼ねてトンロー・ソイ15にある「Jーアヴェニュー」へ行き、眠眠でヤキメシと餃子を食べた。本当は久々にここの大戸屋へ入ろうと思ったのだが、15分待ちだと言われたので断念した。

眠眠の料理は特に美味しいとは思わないが、消去法でこことなった。既に駐車場へ車を置いてあるので、他の場所へ移動するのが面倒だからだ。ヤキメシは相変わらずコショウが強く、不味い。餃子も大したことがない。俺的にはかなり低いランクに入るバンコクのラーメン屋だ。スクンビット・ソイ33/1にある眠眠の方が、まだ美味しいと思う。

その後近くにあるスターバックスへ入り、仕事上の本をゆっくりと読んだ。2時間くらい仕事をし、さすがにアメリカンコーヒー1杯でこれ以上ここで粘るのは気が引けたので、場所を変えることとした。
俺は「Jーアヴェニュー」内にあるカフェへ入り、アイスカフェラテ注文して再び仕事をした。

今日は日曜日なので、家族連れの客が多かった。場所柄、ここはファラン(西洋人)の客が多い。各々新聞を読むなどして、日曜日の平和な時間を過ごしていた。俺はテーブルにノートと筆記用具を出し、本を読んで気がついたことをメモしていた。
さすがに15時半近くになり疲れてきたので、日曜日の空いているペッブリー通りを走り、自宅へ戻った。

自宅へ戻り、それとなくNHKを観ていたら、『中学生日記』が始まる所だった。しばらくの間ぼんやりとこの番組を観ていたのだが、その時に俺の頭へ衝撃が走った。

その時俺は「黒川先生」に恋をした。

そう、『中学生日記』に出ていた黒川先生に一目惚れしてしまったのだ!なんということだ。この様な感情は久々だ。俺はこの女優さんを知らなかったので、番組最後のエンド・ロールを注意して観ていたら、「みれいゆ」という女優さんであることがわかった。その後Googleなどで「みれいゆ」さんを検索し、ある程度の情報をつかむことが出来た。
お茶のCMに出演したことがあるが、それほど有名ではない様だ。

なぜ俺が彼女に一目惚れしたのかというと、端的に言えば、俺の元カノに似ていたからだ。目と鼻の辺りがそっくりである。完璧にノック・アウトされた俺であった。
俺はこのタイプの顔が好きなのである。

恋をしてしまった俺は、その後18時から放映された大河ドラマ『功名が辻』を観ても全くストーリーが頭の中に入らなかった。

いやあ、恋って素晴らしい。
(一方通行の恋だが…)


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クラビ旅行「やらかしてしまった…」(5日目)

この日はとんでもないことをやらかしてしまった。

ホン島へのデイ・トリップは、宿泊している旅行会社へ問い合わせた所、大きな船で行くツアーでカヤック使用代を含めて料金が1900バーツだった。あまりにも高すぎたので隣のリゾートにあった旅行会社へ問い合わせた所、カヤック使用代込みで1200バーツだった。ただし船はロングテイル・ボート使用とのことだった。俺は迷わずそのツアーを予約した。

集合時間が8時半だったので、7時には起床し、朝食をとった。
俺はてっきりライレイ・ビーチからホン島までボートで行くものだと思っていたが、実はアオナン・ビーチへ一度行き、そこで別の客とジョイントし、ワゴン車を使い陸路でホン島近くの桟橋まで向かい、そこから再度ボートに乗り島を目指すとのことだった。かなり面倒だが、ツアー代金が安いことを考えると仕方が無い。

8時半ぴったりに集合場所へ迎えのガイドが来て、ボートに乗り込んだ。ライレイ・ビーチからアオナン・ビーツへはロングテイル・ボートで15分ほどである。
ボートに乗り、朝の爽やかな潮風を浴びながら本日のツアーを楽しみにしていた所、とんでもないことをやらかしてしまった。

アオナン・ビーチへ到着し、船からおりる時だった。桟橋はないので、ボートから陸まで渡るにはビーチの浅瀬におりなければならない。しかし船が波で揺れるので、なかなかおりるのが難しい。しかもロングテイル・ボートなので安定感が無く、乗船客が船の片方へ移動すると容易に船が傾いてしまう。
俺がおりる順番になったとき、慎重にボートからおりようとしたのだが、右足を浅瀬に入れようとした時に船が揺れてしまい、大股開きになってしまった。慌てた俺はバランスを崩し、そのままカバンを持ったまま海へダイブ。水泳パンツをはいていたので服が濡れてしまったことは問題ないのだが、カバンは海水の中へ水没してしまった。カバンの中には大切なデジタル・カメラが入っている。

・・・・・・

陸へ上がってから慌ててデジカメを取り出してみたが、時は既に遅し。デジカメは海水の中でショートし、本体はかなりの熱を持っていた。スイッチを入れようとしても、びくともしない。慌ててバッテリーを外したが、もう意味がない。メモリー・カードが生きていればこれまでに撮った写真は残るのだが、メモリー・カードにある金属の接触部分には黒い焦げ跡が残り、無惨な姿となっていた。まだ試していないが、おそらくメモリー・カードも死んでいるだろう。

従って、今回の旅の模様の写真は全て無い…。とほほ。

他にカバンに入っていたのは、現金400バーツ、タバコ、ライター、メモ用紙、ボールペンだった。タバコは新品でまだ1本も吸っていなかったのだが、中を開けてみると紙が海水を吸って茶色くなっていた。ショックだ…。まだ1本も吸っていなかったのに、ゴミ箱で捨てる羽目になった。
現金400バーツは水分を吸っていたが、なんとか乾かして使えるようになった。
メモ用紙、ボールペンはゴミ箱へ。ライターは乾いた後に、再び使えた。

なんとも恥ずかしい失態だ。まるで映画のワン・シーンである。
その後かなりの気力が失せたが、起こってしまったことは仕方が無い。気分を入れ替え、ホン島へ向かうボートが出る桟橋へワゴン車で向かった。

ホン島は特に印象の残らない島だった。海水の透明度は高いが、この島の周辺にあるサンゴも白石化していた。ただ、1ポイントだけわずかに生きたサンゴが点在する場所があり、イソギンチャクや数種類の小さな魚を見ることが出来た。
数年前に行ったマレーシアにあるプルフンティアン島のサンゴは素晴らしかっただけに、クラビ周辺のサンゴの状態にはつくづくがっかりさせられた。

また、このツアーは値段が安いだけに同行ガイド達の行動が怠慢で、まわるポイントの説明はほとんどしないばかりか、帰りにホン島からのボートが着いた桟橋とアオナン・ビーチで、次に乗るワゴン車やボートのアクセスが悪く、それぞれでかなり長い時間待たされた。
しかもそのツアー・ガイド達は、まわったそれぞれのポイントで出発までの時間にタバコを吸い、平気で砂浜へポイ捨てをしていた。彼らは自分たちがしている行為が、後になって観光客を減少させる要因になると言うことを理解出来ないのだろうか。非常に腹立たしい思いを持った。

値段が安いかわり、内容はお粗末なものだった。もうこのツアー会社では何も頼まないことにする。もちろん次にクラビへ行くとしたら、何年か先のことになるとは思うのだが…。

アオナン・ビーチからライレイ・ビーチへ戻るボートへ乗るまで長い時間待たされたのだが、最悪なことに、その間に天候が悪くなってしまった。沖の方では雷が鳴り、雨が激しく降ってきた。俺と他の客達は、雨に濡れながらロングテイル・ボートでライレイ・ビーチへ戻った。雨が降り波が大きくなっていたのでボートはかなり揺れた。20分ほどで何とかライレイ・ビーチへ辿り着いたが、雨で濡れて体が冷えてしまい、直ぐに部屋へ戻り温水シャワーを浴びた。

デジカメは水没するし、デイ・トリップもいまいちだった。運の悪い1日であった。


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クラビ旅行(4日目)

朝8時に起床。
クラビに来てから夜に雨が降ることが多い。だいたい20時頃から空に星が見えなくなり、ひんやりとした風が吹いてくる。22時頃になると海の沖の方で稲妻が光り、やがてライレイ・ビーチに雨が降ってくる。昨日の夜も同じだった。
おかげで外に干してあったTシャツは、まだ乾いていない。

毎日ほとんどメニューが変わらない朝食に少々飽きてきたが、フランスパンは毎朝何枚も食べている。本当に美味しい。
朝食をとってからシャワーを浴び、ホテルから歩いてプラナン・ケイブへ行った。洞窟までの道は整っていて、俺の足で15分くらいで着いた。プラナン・ケイブという洞窟は、プラナン・ビーチというビーチ沿いにあり、中にちょっとした祠があった。プラナン・ビーチには、おそらくアオナン・ビーチからボート・トリップで来たであろう人達が大勢いた。祠がある以外とりわけ見所のない場所だったが、物売り達が集まっており、観光客に貝殻で作ったアクセサリーを売っていた。バンコクで購入すれば500バーツはする貝殻で作った腕輪が、タイ人価格120バーツで売られていた。ちなみに物売りのおじさんに聞いたところ、ファラン(西洋人)用の価格は200バーツとのことだった。俺はタイ語で交渉し、タイ人価格で手に入れた。

かなりお得な買い物をした後、ホテルへ帰り、プールで泳いだ。泳ぎ疲れた後はレストランで昼食をとり、午後は夕食の時間までのんびりと読書をした。どうも胃の調子が悪かったので、夕食は軽めにとり、翌日のホン島へのデイ・トリップを隣のリゾートにあった旅行会社で予約した後、部屋に戻ってまた読書に集中した。

乃南アサ氏の『暗鬼』を読み終えた。テーマは「家族」ということだった。彼女の作品はこれが初めてだったのだが、なかなか面白かった。しかし、もう少しストーリーを練り込んでも良かったのではないかという感想を持った。当然予測出来る結末になってしまったのが、残念だった。

『暗鬼』を読み終えた後、村上春樹氏の『スプートニクの恋人』を読み始めた。出だしの数ページを読んだのだが、俺的にはあまり興味が出なさそうな内容だと感じた。もう少し読んで様子を見ようと思う。

読書三昧の1日であった。


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クラビ旅行(3日目)

2006年4月13日

ピーピー島ツアーの集合時間が9時だったので、朝食をとる時間を考えて7時に起床。体調はすこぶる良い。朝の空気が今日も気持ちがよい。
朝食ではフランスパンが美味しく、調子に乗って6切れも食べてしまった。

朝食後身支度を整え、集合場所のホテル前ビーチに行った。9時15分頃迎えのボートが到着。エンジンを2機搭載したスピード・ボートだ。客は西洋人がほとんどだった。
まず向かったのが、ピーピー島の手前にあるバンブー島。ここで30分ほどビーチ遊び。海水は透明度が高かったが、ビーチでばしゃばしゃと泳ぐだけで他にすることがない。すぐに飽きてしまった。ビーチの近くにみすぼらしいバンガローがあったので、この島でも宿泊が出来るのだろう。他のツアーが使っているボートが何艘も停泊していた。やはりこの時期は混んでいる模様だ。

バンブー島の次はピーピー・ドン島へ向かった。ピーピーには、ピーピー・ドンとピーピー・レーという2つの島がある。宿泊施設があるのは、ピーピー・ドンの方だ。そのため、当然の事ながらピーピー・レイと比べて海は汚れている。
ピーピー・ドンのビーチ手前でシュノーケリング用具を借り、海に潜ってみた。黒と黄色のシマシマが入った小魚であるタイガーフィッシュがいた。しかし案の定サンゴは白くなっている。つまり白石化して死んでいる。残念だった。

次にピーピー・レイ島へ向かった。途中で洞窟の上についているツバメの巣を観賞した。小さくてよくわからなかった。ピーピー・レイでは船に乗りながら島のまわりを周遊した。海水はまさにエメラルド・グリーンだった。途中で映画「ビーチ」の撮影場所であったマヤ・ベイにも上陸したが、ツアー客でごったがえしていた。まさに芋洗い状態。
風景はキレイだった。しかし人が多すぎて、のんびり出来る様な状態ではなかった。

その後再びピーピー・ドン島へ戻り、上陸してビーチ沿いのレストランで昼食をとった。ビュッフェ・スタイルだったが、なかなか美味しかった。西洋人のほとんどはたくさんあったタイ料理の皿には手をつけず、パスタとミートソースだけを食べていた。つくづくかわいそうな人達だと感じてしまった。

腹も一杯になり、ピーピー・ドン島から少し離れた所にあるシュノーケリング・ポイントのヒン・クラーンへ行き、再びシュノーケリングをした。ここでも観察出来た魚のほとんどはタイガー・フィッシュだった。ナポレオン・フィシュなどいる気配もなかった。
しかしツアー・ガイドからもらったパンを水中でちぎっていると、無数のタイガー・フィッシュが集まってきた。視界の前は全てタイガー・フィッシュ。間違えて俺の指を噛むやつもいる。なかなかかわいかった。この時の写真を是非撮りたかった。残念。

その後、もう既に名前を忘れてしまった島を1つ巡り、ライレイ・ビーチへ帰ってきた。到着時刻は16時半。なかなかお腹一杯になるツアーだった。またスピード・ボートの利用だったので、島への移動時間が短く便利だった。しかしこのようなボートが貴重なサンゴを破壊しているのだと思うと、気持ちは複雑だった。

ツアー終了後、一度部屋へ戻りシャワーを浴びてから夕食をとった。ビールが非常に美味い。今日も夕陽を見ながらビールを飲むことが出来た。こんな日がずっとながく続いて欲しいものだ。
夕食後は疲労困憊で部屋に戻るとすぐに寝てしまった。最高の1日だった。

4日目へ続く。


クラビ旅行(2日目)

2006年4月11日

朝7時に起き、さわやかな朝の空気の中、部屋の外にあるイスに座りタバコを一服。至福の一時。
そしてきちんと朝食をとり、海で遊んだ後にプールでスイミング
日焼け止めを塗ったが泳いでいるとすぐにとれてしまい、意味無し。結局14時に昼食をとるまで海とプールで遊んでいたので、顔が日焼けで真っ黒になってしまった。

肌がひりひりするのを我慢しながら部屋でシャワーを浴び、ホテルのレストランで遅めの昼食をとった。その後横のリゾートのバーでハイネケンを購入し、部屋の外にあるイスに腰掛けてビールを飲みながら読書に集中した。

日が暮れだし、外に蚊が舞う様になってきたので読書をやめ、部屋の中で仮眠をとった後にホテル内の旅行会社で翌日のピーピー島ツアーを予約。スピードボート利用のワン・デイ・トリップで、料金は1750バーツだった。言い値は1800バーツだったが、10分間交渉してようやく50バーツだけ値引きさせることが出来た。昼食込みで、ピーピー島以外の島もまわってくれるそうだ。高いのか、安いのか、いまいち相場がわからなかった。

その後レストランで夕食を取り、部屋に戻り再度読書。22時には睡魔が襲ってきたので、そのまま消灯。
とてものんびりとした1日だった。

3日目へ続く。


クラビ旅行(1日目)

2006年4月10日

クラビ旅行から帰ってきた。なかなか楽しい旅行だった。今回から少しずつ滞在中の模様を記していこうと思う。
なお予め書いておくが、このブログに載せる写真は1枚もない。その理由は後で記すこととする。読者の皆様には残念だが、もっと残念なのは俺だ。

朝6時半に起床。前日はトンローで夜通し遊んでしまったので、睡眠時間4時間。目が半分しか開かない状態で慌てて荷造りをし、タクシーで空港へ向かった。
まだソンクラーン(タイ正月)期間に入っていないため、空港の国内線ターミナルは比較的空いていた。今回の目的地はクラビだったが、あいにくタイ航空のクラビ行きの便が全て満席だったので、ノック・エアーのプーケット行きの便を使うことにした。ノック・エアーを使うのは今回が2回目である。前回はハジャイへ行く時に使った。チェック・イン・カウンターパスポートを提示し、搭乗券をもらったのだが、スーパーマーケットのレシートの様な搭乗券だったのには驚いた。こういう所でコストを少しずつ削っているわけだ。

バンコク発プーケット行きDD7502便は定刻の10時に出発し、プーケット空港へ11時半に着いた。プーケット空港からは、今回宿泊する予定のホテルからタクシーを手配し、向かうことになっていた。しかしゲートの外へ出たものの、俺の名前を掲げたタクシーの運転手が見あたらない。仕方なくホテルへ電話をし、運転手へ連絡を取ってもらった。5分後に折り返しホテルから連絡があり、運転手はもう既に空港へ着いているという。では運転手はどこへ行ったのだ。長い時間をかけて空港内を探したのだが、見あたらない。もう一度ホテルへ電話をし、運転手の携帯の番号を聞き出し、かけてみた。半分キレながら、冷静な口調で「どこへいるのか」と問いただした所、俺の便が12時半に到着するものだと思っていたらしく、空港の駐車場で待機しているのだという。俺は既に着いたことを伝え、至急迎えに来る様に伝えた。

最初からちょっとしたハプニングがあったが、無事にタクシーに乗り、クラビへ向かった。このくらいのミスは仕方が無い。プーケット空港からクラビまでは約170km。タクシーの中で外の風景をぼんやりと眺めていたらいつの間にか寝てしまった。クラビ市街に近づいた時、突然の豪雨に見舞われた。ライレイ・ビーチは岸壁とジャングルでおおわれているため車で行くことが出来ず、クラビ市街の外れにある桟橋から船に乗らなければ辿り着くことが出来ない。とてもこの様な豪雨の中、船に乗ることは出来ないので本日中に到着出来るかどうか不安になったが、桟橋に着く頃には雨が止み、きれいな青い空が見えていた。そとの気温が相変わらず高い。すぐに日焼けしてしまいそうだ。

桟橋で30分ほど船を待ち、ホテルからの迎えに従って乗船し、ライレイ・ビーチへ向かった。船に乗ること15分弱で、目的地のビーチへ着いた。まわりは石灰岩で出来た岸壁におおわれていて、まさにガイド・ブック等で目にした光景が前に広がっている。壮大だ。到着したのはライレイの東側のビーチだったので、ホテルのある西側のビーチまで歩き、チェック・インの手続きを行った。今回宿泊したホテルは、以下の通り。

Sand Sea Resort Tel: (075)622574, 622609, 622575, 622577
E-mail: sandsearesort@hotmail.com
URL: www.krabisandsea.com

宿泊した部屋は、エアコン付きのデラックス・ルームで、「ホテル・タイランド」で2ヵ月前に予約を入れた。料金は1泊3500バーツほどだった。
エアコン無しのスタンダード・ルームであれば、1泊1500バーツほどである。

到着した後、昼食をとり、しばし部屋で休憩をとってからビーチを散歩。そして夕陽を見ながらホテルのレストランでビールを飲み、ゆっくりと過ごした。

今回このホテルに宿泊し、気がついた点を「良い点」と「悪い点、不便な点」に分けて記しておこうと思う。

「良い点」
・部屋が清潔で、快適に過ごすことが出来る。ホテル内はガーデン風になっており、眺めがよい。部屋の前にプールがあり、便利。
・少し抜けている所もあるが、従業員が親切で親しみを持つことが出来る。
・西洋人が宿泊客の大半だが、そのほとんどが家族で来ているので、バカ騒ぎが起こらず静かに過ごすことが出来る。
・宿泊したホテルの両隣に別のリゾートがあり、そこのレストランもなかなか雰囲気が良かった。

「悪い点、不便な点」
・ビーチ・フロントに最短の部屋でも、海まで50mは距離がある。波の音を聞きながら寝ることは出来ない。
・ビーチにデイ・トリップ用の船が何艘もあり、その船が出るたびにエンジン音がうるさく、ビーチでの静寂を乱す要因となっている。
・海水は透明度が比較的高いが、ビーチのまわりに生きたサンゴは皆無。
・宿泊したホテルのレストランではアルコール類を一切販売していなかった。従って、両隣にあるリゾートのバーでビール類を購入し、宿泊しているSand Sea Resortのレストランや部屋に持ってこないといけないので、多少面倒である。

2日目に続く。


クラビから帰ってきた

プーケット空港でトラブルのため5時間待たされ、本日21時過ぎにようやくバンコクに帰ってきた。

クラビでの滞在はそこそこ満足出来たが、いろいろなアクシデントもあった。明日から徐々に滞在時の模様を記していきたいと思う。

次回はクラビではなく、トランの島々へ行きたい。クラビの海はきれいなところもあったが、そのほとんどはガイドブック等で言われているほど美しくはなかった。なにしろ死サンゴが多い。

今日はもう疲れたので寝る。続きは明日。


明日からクラビへ旅行

ソンクラーン休暇をとり、明日から初めてのクラビ旅行である。

明日(10日)からクラビへ旅行をするため、ビーチで読むための本を昨日BTSプロンポン駅構内の古本屋で購入してきた。
購入した書籍は、以下の通り。

村上春樹『スプートニクの恋人』講談社文庫
宮本光晴『日本の雇用をどう守るか』PHP新書
山際淳司『スローカーブを、もう一球』角川文庫
乃南アサ『暗鬼』文春文庫

我ながらめちゃくちゃなジャンル選び方をしたものだと思う。経済書は必ず欠かせないのは、やはり職業柄なのだろうか。経済・経営関連の書籍は常に傍らにないと、どうも落ち着かない。

クラビには5泊6日の滞在だ。昼のビーチでビールでも飲みながら、ゆっくりと読書を楽しもうと思う。俺にとってクラビは初めて訪れるビーチだ。非常に楽しみである。

※読者の皆様へ
明日(10日)から15日まで、ソンクラーン休暇でタイ南部のリゾートであるクラビに滞在します。従ってその期間は、基本的にブログの更新とコメントへのお返事が出来ません。宿泊する予定のホテルには、インターネット屋が完備されている様なのですが、おそらく使用しないと思います。ご迷惑をおかけします。
また、上記期間中緊急の要件がある方は、メールではなく、直接携帯の方までご連絡下さい。
よろしくお願いいたします。


本当にやりたいこととは何か

今回は、前回に書いた記事の補足である。
前回の記事では、Fujiくんさんからのコメントを頂いた。前回に書いた記事で書き足らなかった点を見事に指摘して頂き、感謝している。今回はその書き足らなかった点について、記してみようと思う。

「本当に自分がやりたいこと」は、必ずしも仕事というものに直結しなければならないのだろうか。
俺は違うと考えている。「本当に自分がやりたいこと」が仕事である人はもちろんいると思うのだが、仕事とは関係なく、自分のやりたいことを見つけている人はたくさんいる。それは例えばスポーツや、趣味の世界であるかもしれない。

もちろん、それまで「ちょっとこの仕事は自分とは合わないなあ。自分が本当にやりたいことは別のことなのではないだろうか。」と思っていた人が、その仕事を長年経験していく過程で考えが変わり、「これこそが本当に自分がやりたいことだったんだ。」と気がつく場合はあると思う。
しかし中には、自分の仕事に対して定年まで疑問を持ちつつも、「今」を懸命に生きるため働き続け、定年を迎える人もいるだろう。

おそらく、「本当に自分がやりたいこと」について論じる場合、それと生活を得るための手段とを区別して考える必要があるのだと思う。
「本当に自分がやりたいこと」と「生活を得るための手段(つまり仕事)」が結びついた人は、とても幸せな人だろう。
ところが、「本当に自分がやりたいこと」が「生活を得るための手段」に直結しない、あるいは何らかの理由で結びつけることが出来ない人は、結構多くいるのではないかと思う。その場合、Fujiくんさんがコメントされた様に、「生活を得るための手段」を長年続けていく過程で自分の意識内で変化が起こり、それ自体が「本当に自分がやりたいこと」となることもあろうかと思う。それはそれで、幸せなことだと俺は思う。

一方、「本当に自分がやりたいこと」が、どうしても「生活を得るための手段」に結びつかない(結びつけることが出来ない)人は、後者を前者の目的を達成させるための、まさしく「手段」として割り切ることが必要だろう。その「手段」を嫌悪感から放棄し前者だけを追い求める人は、時にまわりから「夢を追い続ける熱い奴」と思われるが、それはそれで一種の「逃げ」であろう。

逆に、「本当に自分がやりたいこと」を探す努力をせず、「今」を受動的に受け入れて生きている者は、村上龍氏が最近書いた絵本のタイトル「盾」という言葉を借りれば、まさに「盾を持たない者、盾を持とうとしない者」なのであろう。


ある友人の日本への帰国

仲の良かったある日本人の友人が、昨日の深夜日本へ帰国した。時にはバカ話をし、時には真剣に互いの悩みを相談し合った友人だ。彼がいなくなったことで寂しくなるが、俺は絶対に彼に対し「もう一度タイへ戻ってこい」とは言わない。いや、あえてこう言いたい。

「もう当分戻ってくるな」と。

その友人から帰国の話を聞いたのは、ごく最近のことだった。その話を聞いた時、やはり驚かずにはいられなかった。彼はもう何年間もタイのバンコクで仕事をしており、いま働いている会社でもようやく仕事になれ、それなりに責任のある仕事を任されていたからだ。
こんな時期にどうしてバンコクでの仕事を辞め、日本へ戻ることを決心したのか。俺は彼にその理由を聞いた。彼は一言こういった。

「本当にやりたいことが見つかったんです。そのために日本へ帰ることを決めたんです。」

彼のこの言葉は、俺の胸にずきんと突き刺さった。そして今すぐに彼を祝福してあげたい気持ちに駆られた。

あなたにとって、本当にやりたいこととはなんですか。

こう問われて、あなたはすぐに答えられますか。
答えられる人は、とても幸せな人である。
一方、答えられない人は、それを見つけるためにもがき続けている最中か、あるいは、見つけること自体を放棄するか逃げている人だろう。

俺は大学で働いているため、毎年新しい学生を迎え、彼らと接している。彼らと将来についての話をする時に、「自分が本当にやりたいこと」を既に見つけている者は、それほど多くない。
「自分は何をしたいのか。自分は将来どの様な方向で生きていきたいのか。」
この問の答えを見つけることは、決して容易なことではない。
答えの見つけ方がわからず、悩み続け、仕方が無いから「今」という時間を生きている者はたくさんいる。探す過程で疲れてしまい、ある者は探すこと自体を放棄し、思考を停止させ、「今」という時間を受動的に受け入れて、「なんとかなるだろう」と自分で納得することによって逃げに走る。

しかしそのこと自体、頭ごなしに否定するものではない。
世界システム論の観点から述べれば、20世紀の世界システムであった「パックス・アメリカーナ」の存在が揺らぎつつある現在、日本の若者にとって目的を見つけることが困難となっている自体は、当然の結果なのであろう。

俺の場合、大学学部2年の夏、ある恩師と知り合ったことにより、「本当に自分がやりたいこと」を幸運にも見つけることが出来た。俺は彼と知り合えたことにより、自分の進むべく人生のベクトルを決めることが出来た。

その恩師が、「本当に自分がやりたいこと」が見つからず悩んでいたある学生に対し、かつてこの様なことを述べていた。

「何をやりたいのか、どうしてもそれが見つからない時は、まず『何をやりたくないのか』を知ることだ。『やりたくないこと』は、『やりたいこと』を見つけるよりも簡単に出来るだろう。そうやって『やりたくないこと』を見つけていけば、やがて『自分は何をやりたいのか』が見えてくるだろう。」

俺はその時の恩師とある学生の会話を聞いていて、妙に納得してしまった。それ以来、自分の学生を指導する際に、彼の考え方を引用している。

俺の友人は、タイでの生活を経て、「本当に自分がやりたいこと」を見つけられた。俺は彼に対し拍手を送りたい。
彼はこれから日本で、高校の教員採用試験受験のための準備に入る。未だ少子化社会が続く日本では困難な道だが、是非とも頑張ってもらいたい。
最後にもう一度彼に言いたい。

「もう当分タイには戻ってくるな」と。
今年の秋、彼から朗報が届くことを俺は祈っている。


負のオーラは消え去ったのか…

近頃全く運が無かったが、昨晩からその流れが変わろうとしている…。

昨日は慌ただしい1日だった。午前中からノンタブリー県へ用事で出かけ、昼にヴィパワディ・ランシット通り沿いにある「ミラクル・グランデ」ホテルへ出かけ、その用事が終わったのが15時半過ぎ。それからセントル・ラードプラオ店で買い物をした。昨日は駐車場が比較的空いていて、すんなりと車を駐車することが出来た。買い物が終わったのが20時過ぎ。あれこれと買う物が多く、かなりの時間を費やしてしまった。その後帰宅し、遅めの夕食をとってからRCAへ行った。

久々のRCAで日本人の友人と合流し、”Slim”へ入った。22時半に入店したのだが、月曜日だというのに混んでいる。俺は店員に「レッド・ラベル」を注文したにも関わらず、なぜか「ブラック・ラベル」が来てしまった。俺の言い方がまずかったのか、それとも店員が意図的に間違えたのか。真相はわからないが、一緒にいた日本人の友人には迷惑をかけてしまった。申し訳ない。
しかし久々に飲んだ「ブラック」は美味しかった。いつもパブへ行った時は「レッド」を飲んでいるのだが、1口目でそれとの違いがわかった。風味が違うのである。

“Slim”は混んではいるが、客層はそれなりだった。やはり現在のRCAは、「RCA」に過ぎない。最早俺の頭の中では、ラッチャダー沿いのパブと同じカテゴリーの中に属している。率直に言えば、「イケてない」のである。「ブラック」は美味しかったが、結局俺らは1時間で我慢の限界に達し、トンローにある「ブーツ」へ行った。

「ブーツ」に着いたのが深夜0時。ここも月曜日だと言うのに人が多かった。先週の土曜日は酒が飲めなかったので、総選挙後に遊びに来る人が多かったためなのだろうか。
プロモーション価格で、「レッド」を2本購入するとトータルで1300バーツだったので、迷わず2本頼むこととした。その時にウィスキーが当たる抽選券を2枚もらった。番号は「81」と「82」だった。

「ブーツ」は相変わらず楽しかった。俺らが陣取った席のまわりには女性陣だらけであり、俺はこの時点で「運の流れが変わってきた」と思った。近頃「負のオーラ」が漂っていて、私生活では全く良いことがなかった。これをきっかけに運の流れが変わるのではないかと思った。
そしてとうとう、運を変えたと感じられる決定的な出来事が起こった。

ぼんやりと店内にあるモニターを見ていると、ウィスキーの抽選が始まった。コンピューターを使い、ランダムに番号を出すこの抽選タイムは、ブーツでは最近毎日行っているそうだ。
しばらくして番号が表示された。

番号はなんと「81」だった。

俺は叫びながら店員を呼び、当たったことを告げると外のカウンターへ連れていかれ、そこで当たった抽選券と引き替えにもう1本「レッド」をもらうことが出来た。ということはつまり、1300バーツでレッドを3本獲得することが出来たと言うことだ。
その後俺らは店員にも酒を振る舞い、酔っぱらいながら踊り狂った。最高に楽しく、運の流れが変わったと感じられる1日だった。
「ブーツ」には、あと「レッド」がまるまる2本残っている。俺は当分の間、「ブーツ」へ通うつもりだ。


"THE BEST HITS OF JOEY BOY"(KARAOKE)

久しぶりに面白いVCDを購入した。いやあ、かなり笑える。飽きないぞ。

今日は起きてから、修理に出していた愛車を受け取りにラッチャダー通り近辺にあるBMW専門店バルセロナ・モーターズ」へ行った。
修理期間が短かったので、それほど大した故障ではなかった。冷却ファンと電気系統を結ぶラインが切れていたらしい。部品代はトータルで200バーツほど。それに対して冷却装置まわりの総点検代と工賃でトータル2400バーツ。しかし修理工場はどこもソンクラーン前でかき入れ時であり、このBMW専門店もプロモーションで1000バーツのディスカウントをしていたので、総額1600バーツを払うだけで済んだ。
これでもう他に故障箇所は無いはずだ。そう信じたい。愛車は既に20万キロ走っている骨董品だが、5シリーズE34のデザインは素晴らしい。特にフロントの丸目に愛着がわく。これからも大事に大事に乗っていきたい。

その後ノンタブリー県で別件の用事を済ませ、ラマ5世橋を渡ってからセントラルデパート、ピングラオ店へ行った。セントラル・デパートの近くでひどい渋滞にはまってしまったが、修理が終わった愛車の水温系はびくともしない。これでいつ渋滞に巻き込まれても安心だ。
セントラル・デパートでタイ人の友人と会い、スターバックスでしばし歓談した後、カオサン通りへ行き「トム・ヤム・グン」でタイ料理を食べた。

ここのトム・ヤムはスープが濃厚で好きなのだが、いかんせん辛さが物足りない。俺が日本人だと言うことを見破られてしまい、辛さを抑えられてしまったのだろうか。しかし他に注文した、「プラー・カポン・マナーオ」は辛かった。これもニンニクがほどよく効いていて美味しかった。大変満足。
明日が選挙だということで、どこもお酒は売っていなかったので、食事後解散し、俺は帰宅した。

帰宅後、今日セントラル・デパートで購入したVCD、"THE BEST HITS OF JOEY BOY"を早速観てみた。
これがかなり面白いVCDだった。CD版の方は既に持っていたのだが、どうしてもミュージック・ビデオが観たくて購入した。これはある友人が話していた通り、素晴らしいVCDだった。ビデオの内容が面白いのだ。
特に気に入ったのが、"DJ"という曲のビデオだ。赤いチューリップ帽子、白のタンクトップ、白の半ズボン、白のハイソックスにスニーカーのおじさんがブレイク・ダンスをしているのだ!そのおじさんはJOEY BOYなのだろうか。
そのおじさんのブレイク・ダンスがまた上手なのである。途中で懐かしの「ロボット・ダンス」もある。手をぶらぶら~とさせる、アレだ。お腹を抱えて笑ってしまった。今度パブへ行ったらマネをしてみようかな…。
下手な恋愛系のタイ・ポップスのミュージック・ビデオに比べたら、JOEY BOYのビデオは随所にお笑いが隠されていて飽きない。

結局全ての曲のビデオを2回ずつ観てしまった。いたって平和な選挙日前の一時だった。


駐車場渋滞と車の危機

「セントラル・ラッドプラオ店」の駐車場が渋滞。俺の車の水温系が上昇。オーバー・ヒートの危機。

今日は午前中にノンタブリーへ行き、昼に「ソフィテル・セントラル」ホテルへ用事で出かけた。俺はてっきりホテル専用の駐車場があるものだと思っていたが、なんとこのホテルの駐車場は横にあるデパート「セントラル・ラッドプラオ店」の駐車場と共用だった。セントラル・デパートの駐車場の2階がホテル用の駐車場だったが、デパートへの買い物客も普通に駐車出来るため、ホテル用の意味がない。俺が行った時間はちょうど昼食時で、2階のフロアはもちろんのこと他の階のスペースもほぼ満車の状態だった。駐車スペースを探すために、20分くらい無駄な時間を費やしてしまった。

ホテル用の駐車フロアは、ホテル利用専用有料駐車券を発行するなりして、デパートの客に利用させないなどの方法をとればいいと思うのだが、このホテルの方針は違う様だ。この時点で俺はこのホテルに対し良い感じを持てなくなってしまった。まがりなりにも、そこそこ高級なホテルの部類に入るホテルだと思うのだが、ホテル内の施設利用のため来ているのにデパート客と同じ場所に車を置けというのは、あまりにも酷すぎるのではないか。仮に友人の結婚披露宴で夕方の混む時間にこのホテルへ来なければいけなかった場合、駐車スペースを探すのが困難だとしたら、これほど不便なことはない。それが面倒なのであれば、地下鉄で来なさいということなのだろうか。

何とか無事に車を駐車し、ホテルで用事を済ませた後、大変なことが起こった。
駐車場に戻り車のエンジンをかけ出口へ向かおうとしたのだが、なぜか出口方面への道が渋滞している。前の車がピクリとも動かない。すぐに前の車は動き出すだろうと最初は思っていたのだが、10分経過しても動かない。シビレを切らし、車から降りて前方を見たら、出口方面まで大渋滞を起こしていた。駐車場には警備員がいると思うのだが、この様な状態になるまで放っておいたということなのだろうか。もっとしっかり車を誘導して、スムーズに出口へ出られる様にしてもらいたいものだ。

やがてピクリとも動かない状態が20分続き、渋滞に捕まってしまった車の運転手達の我慢が限界に達した。方々で車のクラクションを鳴らしている。鳴らせばどうにかなるということでもないのだが、気持ちはわかる。いつになったら動き出すのだろう。
その時俺の車に異変が起こってきた。水温系がじわじわと上がってきているのである。以前も大渋滞にはまっている時に、この様な症状が見られた。車が動き出せば水温系も下がるのだが、渋滞でアイドリング状態が長時間続くと水温系が上昇してしまうのである。俺は慌てて車のエンジンを切り、窓を開けて渋滞が解消するのを待った。

前方の車が動き出したのは、なんと40分が経過しようとした時だった。駐車場でこれほどの渋滞に巻き込まれたのは、初めての経験だった。一体何が原因だったのだろうか。俺は間違いなく駐車場警備員の誘導ミスだと思っている。
車は動き出したものの、のろのろとした速さなので、車の水温系は下がらない。動き出してから約10分後にパホンヨーティン通りに出られたが、その時車の水温系は赤いゾーンに達しようとしていた。ラッチャダー通りに出てから渋滞もなく、車のスピードを上げることが出来たため、オーバー・ヒートには至らなかったが、俺の背中は冷や汗でびっしょりと濡れてしまった。

車の水温系は正常な状態に戻ったが、冷却まわりの故障だと思った俺は、そのままラッチャダー通り近くにあるBMW専門ディーラー「バルセロナ・モーターズ」へ直行し、点検してもらうことにした。ここは以前ラジエターを修理してもらった所だ。ディーラーのサービスマンが言うには、どうやら冷却ファン関係の装置が故障しているらしい。俺はそのまま車をディーラーへ預け、タクシーに乗ってスクンビット方面へ帰った。

これからソンクラーンの時期になり、俺も長期休暇を使って車で遠出をする機会が増えるだろう。冷却関係の故障は暑いタイでは致命的な故障だ。この際に徹底的に直して、夏の地方ドライブを楽しみたいと思う。


母校惜敗!

成田 0-2 新港学園

母校野球部の春が終わった…。

9回裏1死1、2塁という最後の粘りを見せたが、母校は兵庫代表の新港学園に惜敗。
非常に残念。
しかし次の夏の大会がある。千葉県予選は激戦だが、ぜひ頑張ってもらいたい。シードになると勝てないというジンクスがあるが、これだけの力があるのだから優勝してもう一度甲子園へ行ってもらいたい。
エース唐川君も大きな経験を今大会で得たことだろう。
選手の皆さん、お疲れ様。
そして甲子園、地元の成田、そして海外で成田高校を応援してくれた皆さん、お疲れ様。
また一緒に夏の県大会で応援しましょう!


ヘア・スタイルを変更した

昨日髪を切った。そしてスタイルを変えた。これからどんどんのばそうと思うが、どうなることやら。

昨日は昼からノンタブリーへ用事で出かけ、夕方にスクンビットに戻り、トンローにある行きつけのヘア・サロンへ行った。日曜日に髪を切りに行ったのは、バンコクでは初めのことだった。店に入るとお客さんで満員。17時半頃に行ったのだが、結局19時まで待つことになってしまった。
仕方が無いので近くの「スター・バックス」で時間をつぶした。

思う所があって、今回から髪をのばしていくことを決意した。それに合わせ、ヘア・スタイルも変えた。仕上がり後、自分で言うのも恥ずかしいが、好青年の様になってしまった。
カット代は950バーツ。日本の地方都市にあるヘア・サロンと変わらない料金だが、この店の主人(日本人)との会話がいつも面白いので、ついつい毎回この店を選んでしまう。

髪を切ってさっぱりした後、自宅でしばし仕事をし、22時過ぎにトンローの「ブーツ」へ行った。
日本人の友人と、彼の持つブログの読者2名と店内で落ち合った。その後俺らが共通で知っている日本人の友人達も合流し、閉店まで楽しんだ。


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