山車フェスティバル:42台、華麗に集結 太鼓や笛の音色も響く 文化広め、継承へ−−大分城址公園 /大分
毎日新聞 2013年09月16日 地方版
大分市の山車が一堂に会する「山(や)車(ま)フェスティバル」が15日、大分市荷揚町の大分城址公園であった。きらびやかな42台の山車が集結し、会場には太鼓や笛の音色が響き渡った。
同市誕生100年(2011年)を記念し、市民団体「大分市山車文化振興保存会」が開いた。同会によると、山車文化は約350年前から大分市東部を中心に各地域の神社に伝わる。現在は約150台の山車があるという。
親子3代で訪れた大分市向原東の無職、桜木美由紀さん(39)は「はやしは地域ごとにリズムが違うことが分かった。山車の飾りの竜も見事」と、写真に収めていた。
同会の宮崎秀則会長は「こんなに多くの山車が集まることはまずない。感無量。市東部だけでなく、全体に山車文化を広め、継承していきたい」と話した。【浅川大樹】