韓国の妊婦、3人に1人が帝王切開で出産

 韓国の妊婦の約3人に1人が帝王切開で子どもを出産していることが明らかになった。

 韓国保健社会研究院が15日までにまとめた「母子保健実態」に関する報告書によると、全国の既婚女性(15-44歳)950人を対象に昨年アンケートを実施した結果、34.3%(326人)が帝王切開で出産したと答えた。帝王切開で産んだ理由としては、胎児の頭と母体の骨盤の大きさが釣り合っていない「児頭骨盤不均衡」が22.3%で最も多かった。

 経済協力開発機構(OECD)の統計によると、韓国の2011年の帝王切開率は加盟国を含む36カ国のうち6番目に高かった。韓国の比率は世界保健機関(WHO)の推奨値(15%未満)の倍以上で、OECD平均(25.8%)と比べても10ポイントほど高い。大韓医師協会の関係者はその理由について「自然分娩の診療報酬が低く、一部の産婦人科が帝王切開を勧める傾向があるため」と説明した。

ユン・ヒョンジュン記者
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