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◆広島10―0巨人(15日・マツダスタジアム) 巨人のルーキー・菅野が初対戦となった前田健に脱帽だ。この試合前まで3連勝と相性の良い広島戦。相手エースとの初の投げ合いとなったが、2回に4失点を喫するなど、5回5失点でKOされた。「堂々としていて、さすがエースだと思った」と菅野。結局、4投手で10失点。打線は3安打で、チームとしては3年ぶりの2ケタ失点、完封負けを喫したが、2位・阪神が敗れたため、優勝へのマジックは「5」となった。
完敗だった。それでも菅野は下を向かなかった。尊敬する前田健と初めての投げ合い。最少失点で抑えなければいけない相手に、それができなかった。2回、無死満塁からマエケンに先制の中前適時打を浴びるなど4失点。3回までに打たれた安打6本は、すべてが初球。スライダー、カット系の変化球を打たれ、「簡単にいきすぎたところはあるけど、それは結果論。反省することがいっぱいあります」と振り返った。
この試合前まで5戦3勝、防御率1・65と得意としていた相手の超積極戦法にはまり、5回9安打5失点で5敗目。「自分も対策を練っていたけど、考えていたこととやっていることが一致しなかった。甘くてもファウルを取らないといけない」。リーグトップの前田健はこれで14勝となり、2勝差に。残りの登板機会が2、3試合ということを考えると、菅野の最多勝は厳しくなった。
この経験を糧にする。「何から何まですごい」。2009年11月、U―26NPB選抜と大学日本代表の親善試合で先発した前田健の投球に、東海大2年だった菅野は衝撃を受けた。4年ぶりの投げ合いでは打席にも立ち、3球三振。「堂々としてさすがエースだな、と。打席でも僕が投手だからといって抜くことなく140キロ台後半を投げてくれた。しっかり打とうと思ったけど全く手が出なかった。いつかは自分もあのレベルにいきたい。いい刺激になりました」。悔しい敗戦の中、改めて大きな目標を見つけた。
チームは7カードぶりの負け越し。今季ワーストの10点差、9度目の完封負けで、自力でマジックを減らすことができなかった。3点を失った2回、無死満塁。安定感のない右腕を原監督自らマウンドで激励した。
「『みんな守ってるぞ。一球一球、自分で考えて放りなさい』とね。相手がマエケンで、俺自身も楽しみにしていたけど、現状、実力(差)が出た。今後、相手のエースと勝負ができるようにならなきゃいけない。バントと分かっているのにコケているようじゃ、話にならないね」。バント処理で転び内野安打とする場面もあり、厳しかった。
菅野の視線はもう先だ。日程上、来週、再来週と広島と再戦する可能性が高い。「まず次だけを見ます。最高の状態にしてリベンジできるようにしたい」。目は燃えていた。24試合に先発したが、まだ連敗はない。転んでもすぐ立ち上がるのが菅野だ。
(2013年9月16日06時05分 スポーツ報知)
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