世界のエースに思わぬ物言いがついた。サッカーのアルゼンチン代表、アレハンドロ・サベジャ監督(58)の娘バネッサさんが13日、同国代表FWリオネル・メッシ(26=バルセロナ)をコキ下ろし、爆弾要求を突きつけた。当のメッシは14日(日本時間15日)のスペインリーグ・セビリア戦でゴールを決め、批判に反撃した格好だ。
バネッサさんはアルゼンチンのラジオ番組で、メッシを「心がないし、華やかさもない。カリスマ性はあるし、器用だし、多くの人ができないようなプレーをする。でも私から見ると何かが足りないのよ。つまり“ハートが冷たい”の。血が通っていないわけじゃないけど、もっと正面から向かうべき」と糾弾した。
メッシは10日のW杯南米予選パラグアイ戦で2得点を挙げ、ブラジルW杯の出場権獲得に貢献したばかり。それでも監督の愛娘はエースのパフォーマンスに納得がいかない。ラジオ番組では代表MFのアルヘン・ディマリア(25=レアル・マドリード)を引き合いに出して、「メッシよりはずっと努力している。彼より走っていた選手はいない。メッシもあんなに走らなかった」と批判。さらには「メッシが別のチームに移籍するのを願うわ。そうすれば真の成長をもたらせる」とまさかの脱バルセロナまで“要求”した。
バネッサさんは4月にも「メッシはなぜバルセロナでやっていることをアルゼンチン(代表)でできないの?『世界一』と言う人もいるけど、私には(元同国代表の)マラドーナ(52)の方が上。いつでもどこでも同じプレーをするから」と語り、サベジャ監督にたしなめられたという。
今回もメッシ批判発言は全世界を駆け巡っており、大きな波紋を広げるのは必至。監督の愛娘に嫌われてしまったメッシは、セビリア戦で今季6点目のゴール。今後、ブラジルW杯に向け信頼を勝ち取ることができるのか。
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