初回、日本新記録となる56号２ランを放ったバレンティン

　ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手（２９）が１５日の阪神戦（神宮）で今季５６号を放ち、シーズン最多記録本塁打の日本記録を更新した。

　今季は開幕からコンスタントに本塁打を量産し、８月には新記録となる月間１８本をマーク。１２６試合目で世界の王、ローズ、カブレラを超えた。

　歴史的瞬間が訪れたのは１回一死二塁で迎えた第１打席。阪神の先発・榎田大樹投手から左中間席へ運び、これまで誰も越えられなかった壁を一気に突破。３回には、同じく榎田投手から２打席連発の５７号を放った。さらなる記録更新が期待されたが、その後は抑えられ４打数２安打１四球。試合はヤクルトが９ー０で圧勝。小川は３度目の完封で前田健（広島）と並ぶ14勝目を挙げた。

　果たして、ツバメ軍団の最強助っ人はどこまでプロ野球の歴史を塗り替えるのか…。