科学イプシロンで打ち上げた望遠鏡「ひさき」順調に飛行 11月に惑星観測開始へ2013.9.15 21:27

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イプシロンで打ち上げた望遠鏡「ひさき」順調に飛行 11月に惑星観測開始へ

2013.9.15 21:27
イプシロンロケット打ち後会見 打ち上げが成功し会見する右から澤井秀次郎・惑星分光観測衛星プロジェクトマネージャ、森田泰弘イプシロンロケットプロジェクトマネージャ。観測衛星は「ひさき」と命名された=14日午後、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所(山田哲司撮影)

イプシロンロケット打ち後会見 打ち上げが成功し会見する右から澤井秀次郎・惑星分光観測衛星プロジェクトマネージャ、森田泰弘イプシロンロケットプロジェクトマネージャ。観測衛星は「ひさき」と命名された=14日午後、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所(山田哲司撮影)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、新型ロケット「イプシロン」1号機で打ち上げた宇宙望遠鏡「ひさき」が正常な軌道で順調に飛行を続けていると発表した。約2カ月かけ、姿勢制御の機能などを確認し、11月以降に惑星観測を開始する。

 JAXAによると、ひさきは、地球の高度約950~1160キロの軌道を106分で1周しており、計画通りに飛行している。

 ひさきは、縦・横約1メートルで、高さ約4メートル、太陽電池パネルを広げた幅は約7メートル。大気に吸収されやすい「極端紫外線」を観測し、金星の厚い雲に覆われた大気や木星の強い磁気圏を調べる。

 JAXAは今回、一辺が1メートルの立方体の標準機体を開発。ひさきに利用した。今後、標準機体にさまざまな装置を組み合わせ、セミオーダー型で安く小型衛星を製造する。

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