沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に１４日午前、中国海警局の船４隻が侵入し、約４時間半にわたり航行した後、午後に退去した。海上保安庁の巡視船が確認した。中国当局の船による領海侵入は１０日以来で、尖閣国有化後、計６４日となった。

　第１１管区海上保安本部（那覇）によると、４隻は「海警１１１５」「海警２１１２」「海警２３５０」「海警２５０６」。１４日午前１０時前に侵入し、同午後２時３５分ごろまでに領海から出た。

　巡視船が領海から退去するよう警告したが、応答はなかった。（共同）