深まる謎…みのもんた次男は本当に盗みをはたらいたのか
2013年9月15日(日)10時26分配信 日刊ゲンダイ
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<かばん、財布から指紋が出ず…>
みのもんたの次男の事件のあらましはシンプルだが、実は“謎”だらけだ。
御法川雄斗容疑者(31)は、酒に酔って路上で寝ていた男性のかばんから財布を盗み、中にあったキャッシュカードを使って東京・新橋のコンビニで現金を不正に引き出そうとした――大方の見立てはこうだ。
「ところが、男性のかばんからも財布からも、御法川の指紋は出ていません。仮に御法川が窃盗の“プロ”で、指紋が付かないように盗んだとします。そこまで周到な男がですよ、コンビニの防犯カメラに素顔がバッチリ写るようなヘマをするでしょうか?」(捜査事情通)
御法川は「高校時代から手癖が悪くて、何度も父親にもみ消してもらっていた」(知人)なんてウワサ話もあるが、もし常習だったら財布から現金だけを抜き取り、さっさと逃走するはず。暗証番号が分からない他人のカードを使って、コンビニで現金を引き出すなんて危ない橋は渡らないだろう。逮捕してくださいと言わんばかりだ。
「事件のあった日に、御法川が男性の別のカードを使って、2万円を引き出していたなどと一部で報じられましたが、あれは完全にガセ情報。御法川が自分のカードを使って2万円を引き出しただけです。カネに困っていたわけじゃなさそうで、そもそも、みのの息子で日テレ社員で高級マンション暮らしの“セレブ”が、なぜ? それが最大の謎でしょうね」(マスコミ関係者)
謎が多すぎて、みのが次男から聞いたという説明のほうが正しいように思えてくる。次男は〈財布がないことに気づき、2万円を引き出したコンビニのATMで、自分の銀行と同じカードを見つけた。自分のものと思って慌てて残高照会した〉などと話したという。
とはいえ、無罪放免とはいかないようだ。
「防犯カメラに写っていた男が御法川 本人であることは確認されている。他人のカードを使おうとしたという“罪”は免れません。だから警察も有名人の息子の逮捕に踏み切れたわけです。ただ、はっきりしているのはそれだけ。男性のかばんも盗んだのかは定かじゃない。動機も謎です」(前出の捜査事情通)
御法川は否認を続け、調書への署名も拒否しているというから、ウヤムヤのまま終わる可能性もありそうだ。
(日刊ゲンダイ2013年9月14日掲載)