石森V7戦 競輪修業で“世界の中野”に
2013年09月15日 16時00分
世界の中野になる。ノアの22日後楽園ホール大会でAAAの新星・フェニックス(22)の挑戦を受けるGHCジュニアヘビー級王者・石森太二(30)が13日、起死回生の“鳥人対策”をブチ上げた。
7度目を迎える防衛戦で最強の挑戦者といっていい。フェニックスはルチャ最高峰・AAAで瞬く間にエースにのし上がった天才児。6日に行われた公開練習では両足にジェットエンジンが搭載された鉄腕アトムのような圧巻の空中戦を披露し、度肝を抜いた。さらに12日の下関大会のタッグ戦では、秘技・スパニッシュフライでフォール負け。石森は「あの空中戦には勝てない…。身長も体重も負けているし、俺が勝っているのはキャリアだけ。早急に何かしないとダメ」と危機感を募らせた。
本来は相撲部屋に入門して肉体改造する予定だった。ところが先月、ギックリ腰を患い10日もダウン。現在は腰の痛みも解消されたが、大相撲秋場所(15日初日)が目前となり、今回は相撲特訓を断念した。そこで、石森が相撲に代わって選択したのは競輪による下半身強化だ。
昨年、松戸競輪場で競輪を体験している石森は「バンクを何週も走ったんだけど、あれは相当パワーがつく。あの空中戦にも耐え切る下半身をつくる」と近日中にも競輪場に出向く意向。「22日には中野浩一になってます」と世界選手権10連覇を成し遂げた“世界の中野”の姿を想像し、エアロバイクのペダルを必死にこいだ。
「大阪スポーツ賞アクアクイーンカップ」開幕
ボートレース住之江で開幕した「第25回大阪スポーツ賞アクアクイーンカップ」。東スポWebでは選手インタビュー、記者の推奨レース予想など動画コンテンツを配信します。
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