ヤクルトナインが報道陣に「マートンを叩いてくれ!」
2013年09月15日 16時00分
14日のヤクルト―阪神戦(神宮)で、ヤクルト・相川亮二捕手(37)とマット・マートン外野手(31)が暴力行為で退場となった。両軍入り乱れての大乱闘は、0―0で迎えた6回二死二塁。阪神・福留の中前打で二走・マートンが強引に本塁突入を試みたことがきっかけだった。完全にアウトのタイミングにもかかわらず、マートンは捕手・相川に猛然とタックル。マスクを吹っ飛ばされながらもボールを落とさなかった相川は、すぐさま起き上がりマートンを2度、突き飛ばした。
相川が怒るのも無理はない。ヤクルトは5月12日の阪神戦で、マートンに本塁突入の際にタックルを食らった捕手の田中雅が、左鎖骨骨折の大ケガを負わされている。またもや同じラフプレーを仕掛けられたとあって、ヤクルトベンチはすぐに空っぽ。阪神ベンチからも選手、首脳陣らが飛び出し、乱闘騒ぎに発展した。
いつもは冷静な小川監督もヒートアップし「ああいうプレーはいいのか? 落球を狙ったタックル。選手生命に関わる。ウチは前もやられているのに」とマートンに怒り心頭で「いくら防具を着けているといっても格闘技じゃないんだから」と、試合後も怒りが収まらない様子。前回、やられた田中雅も「あり得ないですよ!」と声を荒らげた。どうにも許せないナインからは「マートンを叩いてください!」と報道陣にお願いする声まで…。球団として阪神に対し、正式に抗議をすることになったという。
ヤクルトは今季、阪神戦を5試合残している。厳しい内角攻めなどマートンへの“報復”は今後、激しさを増すことになりそうだ。
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