大阪国税局の調査官が国税局OBの税理士の顧問先の脱税に関与したとして法人税法違反容疑で逮捕された事件で、大阪地検特捜部は、この調査官がOB税理士に国税局の内部情報を漏らした疑いが強まったとして、勾留期限の18日にも再逮捕する方針を固めた。国家公務員法や国税通則法に定める守秘義務に抵触した疑いがあるとしている。
大阪国税局もこの疑惑を調査しており、近く厳しい処分を科すとみられる。
逮捕されているのは、西税務署上席国税調査官の平良(たいら)辰夫(43)とOB税理士の細名高司(61)=別の脱税事件で起訴=の両容疑者。