退場の判定にマートンは「WHY?」【拡大】
鈍い音とともにマートンが相川と転がった。赤土まみれの相川が激高にしてつっかかると、両軍ベンチも飛び出した。原信一朗球審(34)は乱闘収拾後、両者を暴力行為で退場処分にしたことを説明した。不満を爆発させるM砲に、和田監督は指揮官としての闘争心を示すはずが…。
「ホームベース上のことなんでね。前回もああいうことがあったけど、選手は向かっていくだろうしね。あとは審判の判断になってしまうから」
0-0の六回二死二塁だった。福留の中前打に走者マートンが本塁へ。中堅・上田の送球を受けた相川はマスクをつけたままブロックした。5月12日の松山でも田中雅がマートンからタックルを受け、左鎖骨を骨折したことがよぎったのか。
タックルはもちろん、暴力にはならない。相川の先制攻撃に、M砲は「自分は仕掛けていない。自分は後ろに下がる形となった。あのプレーの判断については自分からは何もいえない。向こう(相川)に聞いてくれ」。今季2度目の退場処分を受けた後、ベンチで「WHY(なぜ)?」のポーズを繰り返した。