［政治］堺市長選が告示　現職と新人届け出、大阪都構想焦点に（2013.9.15 10:40）

　任期満了に伴う堺市長選は１５日告示され、無所属で再選を目指す現職の竹山修身氏（６３）＝民主推薦、自民支持＝と、新人で日本維新の会傘下の政治団体「大阪維新の会」が公認する元堺市議西林克敏氏（４３）の２人が届け出た。２９日に投開票される。

　日本維新共同代表（大阪維新代表）の橋下徹大阪市長が提唱し、大阪府と大阪、堺両市を再編する「大阪都構想」が最大の争点。竹山氏は堺市再編を拒み、大阪府と大阪市だけで都構想の制度設計に向けた協議が進んでいる。西林氏は堺市も加わるべきだと主張している。

　４年前の前回選で竹山氏は、当時、大阪府知事だった橋下氏の支援を受け、自民、公明両党が推薦、民主党が支援した現職を破り初当選。橋下氏とはその後、都構想をめぐって対立した。日本維新は拠点・大阪での決戦に党の浮沈を懸け、国会議員を多数投入するなど総力戦を展開する構え。