堺市長選が15日に告示された。民主党が推薦し、自民党が支持する無所属現職の竹山修身(おさみ)氏(63)と、大阪維新の会の新顔で前堺市議の西林克敏氏(43)が立候補を届け出た。政令指定市の大阪、堺両市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」の是非が最大の争点となる。投開票は29日。
竹山氏は4年前の市長選で維新代表の橋下徹・大阪市長(当時は大阪府知事)の支援を受け、初当選した。今回は「政令指定市の権限や財源のかなりの部分を返上することになる」として橋下氏が進める都構想に反対している。共産党も独自に支援する。
維新副幹事長の西林氏は都構想推進を掲げる。広域行政の一元化を目指して、大阪府と大阪市が立ち上げた府市統合本部に「堺市も直ちに参加する」と公約している。維新は橋下氏や松井一郎幹事長(大阪府知事)ら幹部が応援に入り、「総力戦」を展開する。
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朝日新聞官邸クラブ