ちょっと前に 絶望の国に生きる幸福な若者たち とかいう本がありましたね
なかなか面白いタイトルだとは思うけど、本の中身は読んでいない
しかし、アマゾンなどでのこの本の紹介を見ると、若い人はだいたい70%ぐらいが今の自分の生活に満足していで幸福である。とか言っているわけである。その反面、国に対してはほとんどの人が絶望的な見方をしているとのこと
不思議ですよねー なんでこうなるのか
帝王様は残りの30%の断固自分は不幸で生活には満足していない派ですが。その理由は、国全体が絶望だからで、自分には金もなく土地もなく人脈もなく、やりがいのある仕事もなく、打ち込める娯楽もなく、人と接していてもみんな楽しそうでなく、苦痛でつまらなく、社会の規制やら規定やら制度やらの多くが気に入らないからですね。だから金持ちの金をもっと分けろよとか、老人を優遇しすぎだとか、土地を公平に分配しろとか、学校を短縮しろとか、法律制度を改めろとか、生活保護制度を改善しろとか、ベーシックインカムを導入しろとか、そういうふうに思うし主張しているわけだが、若者の多数派はそうではないらしい
これについて、帝王様の考えはこうです
たぶん、私と同じほかの若者も、潜在的には今の社会や生活に不満を感じているんじゃないかなぁと思うわけです
でも、アンケートで聞かれたらそうは答えない。それはなぜか?
それは答える時の雰囲気とか空気を考えてみたらいいと思うんですよ
『いやー辛いですねー 安月給なんでもっと給料上げて欲しいですよ。こんなんじゃ家も買えないし、車も持てないし、結婚して子供を育てるのも厳しいし、労働時間は長くて雑用ばっかりで怒られてばっかりだし、何をやるにも規制が多くて自分が思うようにならない。人間関係も苦痛だし、だから生活苦しいですね。もっといろいろと改善して欲しいですよー』
とか、本当に思っていたとしてもこんなふうに答えないんじゃないか?
自分は虐げられていて負け組だと言っているようなもんじゃないか。だから、本当はそう思っていたとしても『いやー今の生活でも満足はしてますよ』って言う人がけっこう多いんじゃないかなぁと思っている。いわゆる強がりってヤツですね
ここらへんは帝王様の個人的な考えというか解釈というか感じ方ですけどねー
あとは、不満に思っていたとしても、もう現実問題として解決策がない、改善策がない、対案がないから現状で仕方がないと思っているのかもしれない。これが国の中のごく一部の人間に権力を牛耳られてるとか、外国に不当な要求をつきたてられて荒廃してるとかだったら公然と不満の声もあがるんだろうが