藤浪“バレ封じ”も課題残る6敗目
2013年09月15日 11時00分
<阪神0-2ヤクルト(14日)>阪神・藤浪が14日のヤクルト戦(神宮)に先発した。
この試合最大の注目はここまで55本塁打のバレンティンに対し、トラの黄金ルーキーがどのような投球を見せるか、だった。「そんなに苦手意識はないんですけど、いいイメージも残っていない。しっかり勝負したい」と試合前に宣言していた通り、2回に訪れたこの日最初の対戦では150キロ超の直球にカーブを交えて真っ向勝負を挑み、見事、空振り三振に仕留めた。4回二死の第2打席は右前に運ばれたが、長打は許さなかった。
藤浪はバレンティン以外の打者にも気迫の投球で5回まで無失点。このまま力で抑え切るかと思われたが、6回の自軍の攻撃で予想もしない展開が待っていた。
二死二塁のチャンスに福留が中前打し、二塁走者のマートンが本塁に突入しブロックした相川に体当たりした。これに相川が激高し、両軍入り乱れる乱闘に発展した。マートンは5月12日の対戦でも田中雅にタックルし左鎖骨を骨折させており、小川監督が和田監督に激しく言い寄る一幕もあった。
結局マートンと相川が退場となり試合再開となったが、この乱闘騒ぎにペースで動揺したのか、藤浪はその裏、三輪の安打と盗塁、自らの暴投で一死三塁とし、川端の内野ゴロの間に1点を先制される。バレンティンは三飛に打ち取ったものの悔いが残るイニングとなった。
7回にもけん制悪送球などで一死三塁とし、森岡のスクイズで2点目を奪われた。この日は自分のミスがどちらも痛い失点につながり、今季6敗目を喫した藤浪。バレンティンは封じたが、課題が残った。
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