カブレラがバレに激怒した「バット直撃事件」
2013年09月14日 16時00分
中日のダニエル・カブレラ投手(32)が“55発男”ヤクルト・バレンティンに激怒している。本塁打記録で“バレンティンフィーバー”となればなるほど、力がみなぎるという。「バレンティン? 個人的な交流なんかないよ」と、その名前にさえ拒絶反応を見せるほどだ。
怒りの原因は、カブレラが7回1失点と好投し、5勝目をマークした7日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)でのバレンティンの態度。その試合の9回に竜の守護神・岩瀬がフルカウントから投じたスライダーをバレンティンが空振り三振した際、左手1本の大きなフォロースルーのせいでバットが一周して捕手の小田幸平(36)の頭部を直撃。小田は苦悶の表情を浮かべてうずくまったが、バレンティンは平然とした顔でベンチに引き揚げたからだという。
「あれは“2度スイング”だ。バレンティンは俺の友達であるコウヘイの頭にバットをぶつけておきながら全く謝りもしなかった。あれはいけない。プロの態度じゃない」とカブレラ。バレンティンは5月7日のヤクルト戦(神宮)でも同じように空振りしたバットを小田の頭部に当てた“前科”もあり、腹が立った。「コウヘイにはオジギのやり方や日本語をいろいろ教えてもらっている。とてもいいヤツなんだ」とカブレラは声を大にする。そんな“親友”への無礼。なおさらバレンティンが許せないのだ。
中日はすでに今季のヤクルト戦を終了。もはや直接対決することはないが、カブレラのバレンティンへの“怒り”はハンパではない。それが残り試合のモチベーションにもなりそうなムードだ。
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