2013.9.15 05:03(2/2ページ)

あぁ三振タイガース…虎打線、藤浪見殺し

6回、退場になった阪神・マートン=神宮球場(撮影・岡田亮二)

6回、退場になった阪神・マートン=神宮球場(撮影・岡田亮二)【拡大】

 和田監督も「きょうも同じ。ヒットは出るんだけど、最後の詰めだよね。そこだけになってしまう」。クライマックスシリーズ(CS)へ向け、ここぞの一打がカギとなるのは明白だ。

 敗戦の中にも一筋の光明が見えた。前日3三振の福留が、8月28日の巨人戦(東京D)以来のマルチ安打だ。二回一死から高めに浮いた直球を引っ張り、右前打。11日の中日戦(甲子園)で左ふくらはぎ痛から1軍復帰後、初安打を放つと、六回だった。

 「チャンスでヒットが出ていない展開だったから、ああだ、こうだ自分たちから仕掛けないと」

 二死二塁から初球を中前にしぶとくはじき返した。本塁クロスプレーで適時打とはならなかったが、勝負強さをみせた。

 「試合に出て、感覚をつかんでいくしかないな」

 リーグ戦も残り18試合。10月決戦のカギは、福留の復調が握っている。 (渡辺 洋次)

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