三回二死二塁で、見逃し三振に倒れた鳥谷。あと一本がでず今季20度目の完封負けを喫した(撮影・今野顕)【拡大】
(セ・リーグ、ヤクルト2-0阪神、19回戦、阪神14勝5敗、14日、神宮)肝心な一打が出なかった。相手より3本多い8安打を放ったが、今季20度目の完封負け。寂しい光景に水谷チーフ打撃コーチが嘆いた。
「もっと続かなアカンわ。惜しいところまではいくんやけど、続けなアカンわ」
三回は先頭の西岡が四球を選ぶと、柴田が犠打を決め、クリーンアップにつないだが、新井が三ゴロ、鳥谷はフルカウントから内角の直球に見逃し三振で先制点を奪えなかった。五回も二死から西岡が左中間に二塁打を放ち、好機を作ったが、続く柴田が二ゴロ。得点圏に置いてから、もう1本が出ない。
三振の数は2日で24を数えた。前日13日には15三振を喫し、この日もヤクルト先発・木谷の前に9三振を奪われた。「きょうのピッチャーも良かったよ。どんどん振って行かなアカンから、三振は構わない」と水谷コーチ。今後も積極的な打撃は継続する。