サントリー　連勝２５でストップ　ＮＥＣが止めた

　ＮＥＣがサントリー止めた！　第３節の５試合が行われ、過去２シーズン、リーグと日本選手権の２冠を制してきたサントリーが、ＮＥＣに３３−３４で敗れる波乱があった。サントリーの公式戦連勝は２５でストップした。

　無敵の王者を、炎のタックル軍団ＮＥＣが打ち破った。

　開始２分にＦＷ村田、１４分にはＣＴＢブリューがトライ。２４分には１８−０と大きくリード。その後、２度にわたってシンビン処分を受け、２０分にわたって１人足りない状況となり後半２１分にはサントリーに逆転された。同３５分には９点差に広げられるが、ＮＥＣは諦めなかった。ＣＴＢ田村のＰＧで逆転圏の６点差に縮めると、終了直前のラストプレーで、相手ゴール前の密集でＷＴＢナドロがねじ込んで１点差。そしてタイムアップのホーンが響く中、ＣＴＢ田村が逆転ゴールを鮮やかに蹴りこんだ。

　「一人一人がタフに８０分間ファイトしてくれたのが勝因。僕自身グラウンドでプレーして楽しいゲームでした」と浅野主将。歴史的勝利で、ＮＥＣが上位進出に大きく前進した。　（大友信彦）